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*****令和3年10月21日(木)第609号*****

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厚労省専門家会議「一部の地域で高齢者施設のクラスター発生」等、リバウンドに警鐘
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厚労省専門家会議・警鐘を鳴らす 全国的に新型コロナの新規感染者数が減少している状況について、厚生労働省の新型コロナ感染症対策アドバイザリーボード(厚労省専門家会議)は10月20日、第56回会合を開催し、飲食店等に対する規制対策を「緩和は段階的に行うことが望ましい」等と提言した=画像・厚労省HPより。黄色と緑色のラインマーカーは、弊紙による加工

 厚労省専門家会議は、現状について「全国の新規感染者数は、直近の1週間では人口10万人あたり約3人となっており、今回および今春の感染拡大前の水準以下が続いている。また新規感染者数の減少に伴い、療養者数・重症者数・死亡者数も減少が続いている」

 「一方、死亡者数は減少しているものの、今回の感染拡大前の水準を超えている。また、緊急事態措置やまん延防止等重点措置の解除後、多くの地域で夜間滞留人口の増加が続いており、新規感染者数の今後の動向には、注意が必要」と分析した。

 【「一部の地域では高齢者施設等でクラスターが発生、改めて対策の徹底が重要」】

 全国的に、新規感染者数が減少している理由については一部で、ワクチンの接種が全国的に進んでいる点が挙げられているが、これに対しては「ワクチン接種が先行する諸外国では、大幅な規制緩和に伴いリバウンドが発生している状況がみられる」

 「これに鑑み(飲食店等に対する規制の)対策の緩和は、段階的に行うことが望ましい」等と提言した。さらに「多くの地域で夜間の滞留人口の増加が続き、感染者数の減少速度の鈍化や、下げ止まりが懸念される」

 「今後の感染再拡大を見据え、現在の感染状況が改善している状態を維持し、もう一段感染者数を落とすことが重要」「また、一部の地域では飲食店や高齢者施設等においてクラスターが発生している」

 「このため、地域の感染状況等に応じ、改めてクラスター対策としての積極的疫学調査を徹底することにより、感染拡大の芽を可能な限り摘んでいくことが重要」等と、今後に予想される「第6波」への備えに向け、警鐘を鳴らした。

◇─[後記]───────────

 テレビの報道番組で、感染症の専門医が「現在なぜ、全国的に新規感染者数が減少しているのか、明確な理由はわかっていない。逆にみれば今後、明確な理由がわからないまま、新規感染者数が急増することも十分にあり得る」と述べています。

 厚労省も医療機関に対し、今後の「第6波」に備えて「今回の『第5波』の1.2倍程度の病床の確保」を求めています。「明確な理由」がわからない以上、全国の介護事業者にも「現状よりも、さらに警戒レベルを上げた感染防止対策」が求められると思われます。

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