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*****令和3年9月9日(木)第581号*****

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「ワクチン接種で高齢者は7・8月で推定8千人以上を死亡抑制した可能性がある」
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 国内でワクチン接種が進んだ7月と8月で「推定8千人以上の、高齢者の死亡を抑制した可能性がある」と、その効果を示す分析結果が報告された。9月8日に開催された、厚労省の新型コロナ感染症対策アドバイザリーボード(厚労省専門家会議)で指摘された。

 【「7月と8月で、推定8千人以上の高齢者の死亡を抑制した可能性がある」】

ワクチン効果による死亡抑制効果 同会議では「新型コロナ感染症に対するワクチン等の効果の推定」が示された。これによると、各月の「推定死者数」から「死亡者実数」を差し引いた数=「推定との差」は、次のようになり、7月=1,623人と、8月=6,819人を足すと、合計で8,442人となった=表・厚労省HPより。黄色のラインマーカーは、弊紙による加工

 ▼7月=1,623人=「推定死亡者数1,768人」-「死亡者実数145人」
 ▼8月=6,819人=「推定死亡者数7,544人」-「死亡者実数725人」

 【「7月と8月で、推定10万人以上の高齢者の感染を抑制した可能性がある」】

 同様に同会議は「高齢者の、ワクチン接種等が進まなかった場合の推定モデル」も示した。こちらも同様に65歳以上の高齢者について、7月と8月の各月の感染者「推定モデル」から「感染者の実数」を差し引いた数=「推定との差」は10万7,767人となった。

 ▽7月=2万1,099人=「推定モデル2万7,052人」-「感染者の実数5,953人」
 ▽8月=8万6,668人=「推定モデル11万0,778人」-「感染者の実数2万4,110人」

 【「ワクチン効果で、高齢者を中心とした感染者・死亡者数の増加抑制が期待される」】

 これらの分析結果について、同会議は「今回は、HER-SYSデータを用いてワクチン接種等がなかった場合の推定モデルを作成し、新型コロナ感染陽性者数と死亡者数が、同推定モデルと比較してどの程度抑制されたかを試算した」

 「8月末までに、65歳以上の高齢者の9割近くが2回のワクチン接種を完了しており、ワクチンの効果として、高齢者を中心とした感染者数・死亡者数の増加抑制が期待される」等と述べている。

◇─[後記]───────────

 新型コロナに感染した場合の、重症化防止や感染抑制に、ワクチン接種が効果があることはこれまでも証明されてきましたが、一方で「接種から一定期間が過ぎると、抗体の数が減少する」との研究結果も複数、発表されています。

 今回の分析結果通り、ワクチン接種が高齢者の「死亡抑制」「感染抑制」に効果が発揮されているのであれば、厚労省には早急に「3回目の接種」の必要性とその具体的な時期について、施策を示してもらいたいと思います。

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