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*****令和3年9月6日(月)第578号*****
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ワクチン接種による、コロナ感染の発症に対する有効率「2回目接種後14日以降で95%」
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 ファイザー社製とモデルナ社製のワクチンを接種して、新型コロナの発症を抑える有効率を調査したところ「2回接種後の14日以降に95%で、ワクチンを2回接種している者は、ワクチンの高い有効率が認められた」等と評価した。

 8月31日に、国立感染症研究所が「新型コロナワクチンの有効性を検討した症例対照研究」の暫定報告「第1報」として発表した。これによると「1回接種後13日目までは、有効性が認められなかった」としている。

ワクチン接種有効率・国立感染症研究所 その後、1回接種後14日以降から、2回接種後13日までは76%」となり、2回接種後14日以降は95%と、高い有効率を示した。また、接種後からの期間を問わないケースでは、1回目接種後が48%、2回目接種後が91%だった。これらの結果は、次のようになった=表・国立感染症研究所HPより。黄色と緑色のラインマーカーは、弊紙による加工

 1回接種後13日目まで=17%
 1回接種後14日以降~2回接種後13日まで=76%
 ワクチン1回接種後(接種後からの期間を問わない)=48%

 ワクチン2回接種後(接種後からの期間を問わない)=91%
 ▼ワクチン2回接種後14日以降=95%

 【ワクチン2回接種後の感染も1例あり「例え接種者でも、感染対策の継続が重要」】

 また、2回接種してから14日後以降に陽性と診断された者(いわゆるブレイクスルー感染例)は1名あったが、同調査は7月31日までを期間としていたため、2回目接種終了者がまだ少数だったため「今後の解析で変動する可能性がある」と述べている。

 これらの調査結果は「諸外国の実社会におけるワクチン有効性評価とおおむね一致する」とし「諸外国や本報告の通り、新型コロナワクチンの有効性は100%ではないため、現状の流行状況では、ワクチン接種者でも感染対策を継続することが重要」と指摘している。

 調査は6月9日から7月31日を期間とし、東京都内の5ヶ所の医療機関の発熱外来等を受診した成人を対象に、検査前に基本属性・新型コロナワクチン接種歴などを含むアンケートを実施した。

 データの解析対象となったのは1,130名で、各医療機関で発症者(37.5℃以上の発熱、全身倦怠感、寒気、関節痛、頭痛、鼻汁、咳、咽頭痛、呼吸困難感、嘔気・下痢・腹痛、嗅覚味覚障害の、いずれか1症状のある者)に限定して解析を行った。

 データの解析対象1,130名のうち、陽性者は416名(36.8%)。年齢の中央値は33歳。男女別では男性546名(48.3%)、女性584名(51.7%)。何らかの基礎疾患を有する者は267名(23.6%)だった。

 ワクチン接種歴は、未接種者は914名(83.4%)、1回接種した者は141名(12.9%)、2回接種した者は41名(3.7%)だった。

◇─[後記]───────────

 高齢者向けの新型コロナのワクチン接種が、本格的に全国で開始されたのは今年のゴールデンウィーク明けからでしたが、その頃から「諸外国の研究では、ワクチンの有効率は90%以上」等と報道されてきました。

 それがわが国でも「当てはまる」ことが、今回の調査で実証されたことになります。今回の調査の年齢の中央値は33歳ですが次回は、3回目の接種を優先的に実施することになるであろう「高齢者」を対象に特化した調査もぜひ、実施してもらいたいと思います。

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