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*****令和3年9月2日(木)第576号*****
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モデルナ社製ワクチン「混入した異物はステンレスだが、健康と安全にリスクはない」
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モデルナワクチン異物混入について モデルナ社製の新型コロナワクチンで、一部で異物が混入していた問題で、このワクチンを日本に輸入して供給している武田薬品工業は9月1日、調査の結果を「異物はステンレスだったが、接種した方の健康と安全に、過度のリスクはない」等と発表した=武田薬品工業の発表資料より。黄色と緑色のラインマーカーは、弊紙による加工

 この問題で厚労省は、田村大臣が8月31日の定例記者会見で「ワクチンの異物はゴム片と考えられ、新型コロナ以外で、これまで実施されてきたワクチン接種でも起きた事例で、安全性に問題はないとの報告を受けている」等と説明していた=昨日付け弊紙で既報

 しかし武田薬品は、実際は「ゴム片」ではなく、ワクチンを製造する段階で、製造機器の破片である「ステンレス」が混入した等と公表した。同社は調査結果の要点として、次の3点を挙げている。

 ■1.混入した異物は、製造機器の破片(ステンレス)であること。

 ■2.ステンレスは、心臓の人工弁や金属製のステープルなどの医療機器に使用されており、極めて小さな粒子状の金属が、仮に筋肉内に注入された場合でも、医療上のリスクが増大する可能性は低い。

 ■3.該当する(=異物が混入していた)ワクチンのロットについては、9月2日から回収する予定。

 この中の「2」について、武田薬品では調査の結果として「ワクチン薬液内に、ステンレススチールがごく少量存在したとしても、被接種者の健康・安全に過度のリスクをもたらすことはなく、またワクチンのリスク評価に悪影響を及ぼすことはない」

 「注射針を通過できる大きさの粒子状金属が、筋肉内に注入されてしまった場合は、接種された局所における反応をひきおこす可能性があるが、注射部位以外での副反応を起こす可能性は低いと考えられている」

 「ステンレススチールは、心臓の人工弁や関節置換、金属製の縫合糸やステープルなどの医療機器に用いられ(異物として)見つかったきわめて小さな粒子状金属が筋肉内に注入されても、医療上のリスクが増大する可能性は低いと考えられる」等と解説している。

 【該当ワクチンと同じロット番号で、接種後に起きた2件の死亡事例は「偶発的」】

 また、異物が混入したとされるワクチンと、同じロット番号のワクチンを注射して、2件の死亡事例が起きている件について、同社では「現時点では、これらの死亡事例とモデルナ社製ワクチン接種との、因果関係があることは確認されていない」

 「現時点では、相互の関係なく偶発的に生じたものと考えられる。今後、因果関係の有無に関する正式な調査を実施していくことが重要と考えており、両死亡事例の調査は、最優先事項として緊急性および透明性をもって誠実に進められている」等と説明している。

◇─[後記]───────────

 このモデルナ社製ワクチンでは、連日の報道で「新たに、異物が確認された」とのニュースも報じられています。昨日のこの欄でも述べましたが今後、高齢者が3回目の接種を開始するまでには、この「異物混入」騒動に決着をつけてもらいたいと願います。

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