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*****令和3年9月1日(水)第575号*****
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田村大臣・ワクチン異物混入「コロナ以外のワクチン接種でも起きる事例で、問題ない」
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 8月末頃から、新型コロナのワクチン接種で、モデルナ社製のワクチンに異物が混入している問題がマスコミ等で報じられているが、これについて田村憲久厚生労働大臣は「問題はない」との認識を示した。

8月20日田村大臣会見 8月31日の定例記者会見=写真は8月20日の記者会見の様子。厚労省HPより=で「ワクチンの異物はゴム片と考えられ、新型コロナ以外で、これまで実施されてきたワクチン接種でも起きた事例で、安全性に問題はないとの報告を受けている」等と説明した。

 また、変異株「インド型」の感染拡大により、3回目のワクチン接種の必要性が指摘されている点に対しては会見で「現時点で、何も決まっていない。専門家の判断を頂いた上で決定するが、まずは2回目接種をしっかりやることだ」等と指摘した。

 これらの検討を行う厚労省の専門家会議は、本来は2ヶ月に1度程度の開催だったが、現在のコロナ渦の状況に合わせて「開催頻度を増やしていくことで調整している」等と述べた。これらの件に関する、記者会見での田村大臣の発言内容は、次の通り。

 【モデルナ社製ワクチンの異物混入「安全性に問題はない、と報告を受けている」】

 武田・モデルナ製の(新型コロナワクチンの)異物混入の件だが、沖縄県の事例について、穿刺(せんし=体外から血管・体腔内や内臓に注射針を刺すこと)の際に、いわゆるコアリング等により、異物が混入をした可能性が高いということだ。

 ■【弊紙・注=コアリング】注射針を、ワクチンが入った容器やビンのゴム栓に刺すとき、注射針のアゴの部分によって、ゴム栓からゴム片が削り取られ、液薬に混入したり、吸引不良の原因になること。

 どういうことかと言うと、針をゴムのところへ刺すときに、まっすぐ刺すとそのまま下の方へ入るが、針は斜めに削られているので、針を斜めに入れてしまうと、その角がゴムに当たって、ゴムをそのまま落としてしまうということがあり得るということだ。

 (沖縄県の事例は)その可能性が高いということだ。それから群馬県の(異物混入の)事例については、製造工程でごくまれに、こういうことが発生するという。そのゴム栓由来の、破片の混入と考えられるということだ。

 いずれにしても、安全性等には問題ないと報告を受けている。ちなみに、こういう製造工程等において異物混入、ゴム片などが入るというのは、新型コロナワクチンだけではなくて、一般的に様々なワクチンの製造工程でも、たまに見られるということだ。

 なので「特別、新型コロナワクチンに限った話ではない」ということだが、我々としてはしっかりと情報収集していって、しっかりと皆様方に状況をお伝えしていかなければならないと思っている。

 【3回目ワクチン接種「現時点で何も決まっていない。専門家の判断を経て決める」】

 ワクチンの3回目接種に関しては、いろいろと報道がなされている。我々も、いろいろな報道があるということは承知をしているが、現時点で「何かが決まった」ということではない。

 3回目接種については、様々な諸外国の方針・見解が示されているが、我が国でもその必要性や実施時期については、科学的知見を基に今後、厚生科学審議会の予防接種・ワクチン分科会、ここでの議論を経た上で適切に判断をする。

 ▼10月か11月のできるだけ早い時期に、まずは希望する方々が2回目接種をしっかりやるということを、まずは進めていくということで、3回目に関してはしっかりと科学的にご議論をいただいた上で、最終的な方針を決定してまいりたいと思っている。

 【専門家の会議「開催頻度を増やして対応していくべく、調整している」】

 今、新型コロナの対応で(厚労省の専門家会議である)予防接種部会も、ワクチンの問題・副反応の問題等いろいろな形で、本来は2ヶ月に1回(の開催)というお話だったが(今は)2週間に1回、場合によっては毎週ご対応いただいている。

 先ほど、ワクチン3回接種の話があったがもう一つ、交差接種の話しもいろいろと(マスコミ等で)言われているが、これも同じように、実は先ほどの厚生科学審議会で、同じメンバーの方々に(検討を)お願いをしていかなければいけない。

 ここでしっかりとご評価をいただいた上で、交差接種がいかなるものかということは、判断をしてまいりたいと思うので、そういうものを踏まえながら、専門家の方々にご議論をいただいて、最終的に方向性を示してまいりたいと思っている。

◇─[後記]───────────

 一般マスコミの報道で、異物が混入しているとされたモデルナ社製ワクチンを接種した人が「その後に死亡した」とのニュースもあります。死因と、ワクチン接種との因果関係は不明で今後、専門家会議等で原因が議論されるそうです。

 いずれにせよ、全国的に感染拡大が続いている現状をみれば、3回目のワクチン接種はいずれ実施されるものと思われます。優先接種した高齢者が3回目のワクチンを打ち始める前に、厚労省はこの「異物混入問題」に決着をつける必要があります。

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