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*****令和3年8月18日(水)第566号*****

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政府・「インド型」感染対策で3回目の接種を検討、河野大臣「必要な量は確保できた」
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 新型コロナの変異株「インド型」の流行で、全国的に新規感染者数の増加傾向が続いているが、この「インド型」への対策として、政府は本格的にブースター接種(2回目の接種を終えた人が、免疫をさらに強化するため3回目の接種を行うこと)の検討に入った。

河野大臣8月17日会見 ワクチン担当の河野太郎大臣が、8月17日の記者会見で「現在、3回目の接種に必要な量を確保できたと思っている」等と述べた=写真・内閣府HPより。テレワーク推進の立場から、大臣もテレワークで会見した。その上で「ブースター接種が必要となる時期等は、田村厚労大臣が判断されると思う」等と言及した。

 これらの点に関する、当日の記者会見での河野大臣の発言は、次の通り。

 ▼河野大臣=現在、政府は新型コロナのワクチン接種を希望する全ての国民の皆様が、10月から11月にかけて、2回の接種を受けられるように取り組んでおり、これを1日でも早く実現したいと考えている。

 その上でブースター接種について、諸外国でも様々な動きがある。今後、田村厚労大臣のもとで、色々な検討が行われると思うが我が国でも「ブースター接種が必要になる」ことを念頭に置いている。

 そのため来年に、ブースター接種を実施するのに十分なワクチン量を確保できたと思っている。モデルナ社製については、来年5千万回の供給を受ける。米国ノババックス社からは、1億5千万回の供給を受けることを前提に協議を進めている。

 またファイザー社とも、ブースターに必要な供給について合意ができたところだ。ただし、まずは希望される全ての国民が2回接種することが大前提だ。その後に必要であれば、3回目のブースター接種が可能な量を確保できていることを、お伝えしておきたい。

◇─[後記]───────────

 一部マスコミの報道によれば、米国政府は来月(9月)にも、国民へのブースター接種を開始し、2回目の接種から8ヶ月後に3回目を受けるように準備を進めている等と報じています。

 もし日本政府もこれに準じるとすれば、高齢者へのワクチン接種が実質的に開始されたのは今年のゴールデンウィーク明けの5月からだったので、我が国のブースター接種は来年1月から本格的に開始されることになります。

 このブースター接種が開始されるまでは「インド型」の感染拡大防止への有効な対策は見当たらないため、それまで全国の介護事業者にとっては「徹底した感染防止対策を実施することによる自己防衛」を継続することが強いられるのかも知れません。

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