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*****令和3年7月21日(水)第549号*****
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東京都「インド型」割合、30%からわずか4日で40%に急上昇、陽性者も317人と最高
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東京都内の新型コロナ変異株「インド型」の感染者の割合が、先週から急上昇している。東京都が発表した、7月20日午後4時45分時点の「インド型」スクリーニング検査の陽性率は40・1%で、7月16日に33・4%を記録してからわずか4日で40%台に入った。
7月20日のスクリーニング検査は、検査実施数791に対し陽性例は317で、陽性率は40・1%だった=表・東京都HPより。黄色のラインマーカーは、弊紙による加工。この日の陽性者数317は、4日前(7月16日)の303を上回り、東京都が公表した検査結果では、過去最高を記録した。
【都内の「インド型」の割合は今月初旬の20%台から、現在はほぼ倍増の40%に】
都内の「インド型」の陽性者数は7月9日の発表が167人で、それまで二けたに止まっていた陽性者数が三けたに急増した。新規感染者全体に占める割合も、6月最終週は10%台で推移していたが、7月第1週(7月5日から9日まで)に入り20%前後に上昇した。
さらに7月第2週(7月12日から16日まで)には20%台後半で推移し、その週末(7月16日)に30%を突破した。ここまでの陽性率は、ほぼ1週間ごとに10%程度上昇していたが、40%台に到達するまではわずか4日と、直近では急上昇する傾向を示している。
7月9日以降の、都内の「インド型」の割合と陽性者数は次の通りで、割合は各日の16時45分時点の発表数値を元に計算した。
▽7月9日(金)=21・9%=陽性者167、検査数764
▽7月12日(月)=29・2%=陽性者87、検査数298
▽7月13日(火)=28・6%=陽性者178、検査数622
▽7月14日(水)=26・7%=陽性者138、検査数517
▽7月15日(木)=29・9%=陽性者177、検査数591
▼7月16日(金)=33・4%=陽性者303、検査数908
▼7月19日(月)=34・5%=陽性者143、検査数415
▼7月20日(火)=40・1%=陽性者317、検査数791
◇─[後記]───────────
7月20日の陽性者317人を年代別にみると、20代=92人、30代=70人、40代=60人と、この3つの年代の合計222人が「インド型」陽性者全体の70%を占めています。60代から90代までは合計26人で、全体の8%となっています。
高齢者の割合が低いのはワクチン接種が進んでいる影響もあるのでしょうが先週からの、この急激な「インド型」の割合の上昇には東京都内に限らず、全国の全ての介護従事者が留意する必要があると思われます。
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