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*****令和3年7月8日(木)第540号*****

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「インド型」陽性者数が首都圏1都3県で全国の85・9%、専門家「全国への拡大を懸念」
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 新型コロナの変異株「インド型」の陽性者は、6月21日から27日までの1週間で、全国で417人だった。このうち東京・神奈川・千葉・埼玉の合計が358人で、1都3県で全国の陽性者の85・9%を占め、専門家は周辺地域や全国への拡大に懸念を示した。

厚労省専門家会議インド型資料 7月7日に開催された、厚生労働省の新型コロナ感染症対策アドバイザリーボード(厚労省専門家会議)で、厚労省が7月6時点の、全都道府県の「インド型」のスクリーニング検査実施状況をまとめ、公表した=表・厚労省HPより。黄色と緑色のラインマーカーは、弊紙による加工。陽性者数が多かった上位6都府県は、次の通り。

 ■1.236人=東京都
 ■2.59人=神奈川県
 ■3.40人=千葉県
 ■4.23人=埼玉県
 □5.21人=大阪府
 □6.12人=茨城県

 この6都府県以外は、全て5人以下だった。また、陽性率(=陽性者数÷スクリーニング検査の実施件数)は、全国平均で7%だった。これらの結果について厚労省専門家会議は「今後もスクリーニングにより、全国的な監視体制を強化する必要がある」

 「同時に、変異株に対する積極的疫学調査や検査の徹底等により、感染拡大を可能な限り抑えていくことが必要。また、水際対策についても、各国の感染状況等も踏まえ、引き続き迅速に対応することが必要」等と指摘している。

 【新型コロナの新規感染者全体では、ワクチン効果で高齢者の割合が最も低い水準に】

 一方、従来株や他の変異株も含めた、新型コロナの新規感染者全体の状況については「ワクチンの接種が高齢者中心に進む中、高齢者の新規感染者数の割合が昨年秋以降で最も低い水準となるなど、ワクチンの効果が示唆されてきている」

 「引き続きワクチン接種を着実に進めることが必要。また、ハイリスクな感染の場や感染経路に着目した戦略的なワクチン接種を進めることも、流行制御に重要と考えられる。その際、特に若年層を中心に、懸念や不安の払拭が必要」

 「また、首都圏の新規感染者数が全国計の約3分の2を占めており、周辺や全国への拡大を波及させないためにも、対策の徹底が必要」等と提言している。

◇─[後記]───────────

 厚労省や東京都の専門家会議は「都内の1日の新規感染者数は、7月下旬には1千人に達する」等と予測していました。しかし昨日(7月7日)の都内の新規感染者は920人と、専門家の推測よりも速く「到達」しそうな状況になってきました。

 また「インド型」の陽性率も、今回の会議では6月下旬時点のデータが使用されたため、全国平均で7%、東京都は14%ですが、その後の東京都の発表で、すでに20%前後の水準に達しています。

 厚労省専門家会議は「周辺や全国への拡大を波及させないためにも、対策の徹底が必要」と指摘しています。全国の介護事業者は、現在も感染防止対策に最善を尽くしておられると思いますが、まずは都内の事業者に「警戒レベル」を上げて頂きたいと思います。

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