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*****令和3年6月14日(月)第524号*****

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ワクチン接種後調査、65歳以上は「痛み」8割「倦怠感」4割「頭痛」2割「発熱」1割
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 新型コロナのワクチンを接種した後の健康状態について、厚生労働省は、接種部位の腫れ・痛み、発熱、頭痛など、接種後に起こりやすい様々な症状の頻度などを調査しているが、6月7日時点の状況を中間報告としてまとめ、6月9日に発表した。

ワクチン接種後の健康調査 対象は、先行的に接種(ファイザー社製)を受けた約2万人の医療従事者で、接種後一定期間(約1ヶ月)に起こった症状・疾病を調査した。これによると、対象となった医療従事者のうち、65歳以上(578人)では次のような症状がみられた=画像・厚労省HPより。黄色のラインマーカーは、弊紙による加工

 ▼接種部位疼痛(とうつう=痛みを意味する医学用語)78%
 ▼全身倦怠感=38%
 ▼頭痛=21%
 ▼発熱=9%
   
 医療従事者への先行接種は2月17日から開始したが、このうち今回の調査対象として、1回目の接種修了者1万9,806人が登録された。年代別の割合は、20代から50代がそれぞれ21~25%ずつ、60歳以上が8・7%。性別では男性33・8%、女性66・2%だった。

 職種別では、医師16・7%、看護師46・6%だった。また1回目の接種修了者のうち、2回目も終了したのは1万9,627人と、調査対象者はほぼ全て2回の接種を終了している。65歳以上を含めた、全対象者の「まとめ」として、調査では次の点を指摘している。

 【調査全体では、1回目後よりも2回目後の方が発熱が多いが、3日後には解熱する】

 ◆接種後8日目以降に回収した、1回目接種1万9,731人(全体の99・6%)および2回目接種1万9,364人(全体の98・7%)の健康観察日誌から、1回目接種後の発熱(37・5℃以上)は3・3%だったが、2回目は38・5%と高率であった。

 ◆発熱する場合は翌日が多く、接種3日目には解熱した。接種部位の疼痛(痛み)は90%を超える被接種者が自覚し、接種翌日が最も頻度が高かった。しかし接種3日後には軽快した。

 【調査全体では、1回目後よりも2回目後の方が「頭痛」「全身倦怠感」の自覚が多い】

 ◆1回目に比べて2回目接種では、接種翌日に頭痛(5割)、全身倦怠感(7割)を自覚した者が多くなった。年齢および性別によって副反応の発現頻度は異なり、若年者・女性が高かった。詳細は、次の通り(カッコ内の割合は、1回目後→2回目後の順に記載)。

 ▽接種部位疼痛(92.2%→90.3%)
 ▼全身倦怠感(23.2%→69.5%)
 ▼頭痛(21.4%→53.6%)
 ▼発熱(37.5度以上=3.3%→38.5%)
 ▼発熱(38.0度以上=0.9%→21.5%)

◇─[後記]───────────

 テレビのニュースを見ていて、感染症の専門家が「高齢者は全体的に、接種後に発熱するケースは、若年層や中年層に比べると少ない」とコメントしていましたが、今回の調査はそれを裏付ける結果が出ました。

 ただ「痛み」や「倦怠感」などの副反応は、高齢者にも多くみられるようなので、やはり接種後の経過観察では、介護従事者や家族等にも注意が必要なようです。

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