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*****令和3年6月4日(金)第518号*****

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ファイザーワクチン・千葉大学調査「2回接種後99.9%に抗体ができ、ワクチンは有効」
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 新型コロナのワクチンで、現在自治体が実施している高齢者向け接種はファイザー社製が使用されているが、この効果について千葉大学は6月3日「2回目接種後、抗体が陽性となったのは1,774名中1,773名(99.9%)だった」と研究調査の結果を発表した。

 感染予防のためワクチンを接種して、体内で「新型コロナに対する免疫が獲得できた」後には、抗体検査では陽性になると考えられており、千葉大学では「この研究で、ワクチンが有効であることを確認した」と指摘した。

 研究は、千葉大学病院コロナワクチンセンターでファイザー社製の新型コロナワクチンで実施した。研究に協力したのはセンターの職員で、1回目接種の前に採血・唾液採取したのは2,015名(男性719名、女性1,296名、21才~72才)だった。

 2回目接種の後に採血・唾液採取したのは1,774名(男性606名、女性1,168名、21才~72才)で、新型コロナウイルスに対する抗体価を測定した。千葉大学では「今回発表するのは採血検体の解析結果で、唾液検体に関する解析は現在実施中だ」等と述べている。

 【「1回目の接種と2回目の接種の間隔が長い(18日~25日)方が、効果がみられる」】

千葉大学ワクチン効果のグラフ また研究では、様々な因子(年齢・性別・飲酒頻度・1回目と2回目の接種間隔など)と、抗体価との関連についても明らかにした=画像・千葉大学発表資料より。緑色の下線は、弊紙による加工。抗体価が「上がりやすい」方が、「上がりにくい」よりも、ワクチンの効果が認められることになる。

 この結果では従来、厚労省が公表してきた内容とは異なる事項も見受けられた。例えば厚労省は、ファイザー社ワクチンの1回目と2回目の接種間隔では「18日以上の間隔をおいて、標準的には20日の間隔をおいて2回接種すること」

 「1回目の接種から間隔が20日を超えた場合は、できるだけ速やかに2回目の接種を実施すること」と指摘したが、今回の研究では「1回目の接種と2回目の接種の間隔が長い(18日~25日)方が、抗体価が上がりやすい」と指摘している。具体的には、次の通り。

 ■「抗体価が上がりやすい」因子
 過去に、新型コロナに感染した既往歴がある。
 女性。
 1回目の接種と、2回目の接種の間隔が長い(18日~25日)。
 抗アレルギー薬(花粉症薬など)の内服がある。

 □「抗体価が上がりにくい」因子
 免疫抑制薬の内服がある。
 年齢が高い。
 副腎皮質ステロイド薬の内服がある。
 飲酒の頻度が高い。

◇─[後記]───────────

 今回の発表内容で、弊紙が気になったのは「年齢が高い方が、抗体価があがりにくい」ことですが、これは単純に「高齢者よりも、若い人の方が抗体価が上がりやすい」という意味で、決してワクチンの効果を否定しているものではありません。

 その意味ではやはり、全国の高齢者ができるだけ早く、2回目のワクチン接種が終えられるよう、政府や自治体は尽力してもらいたいと思います。

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