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*****令和3年5月20日(木)第507号*****

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厚労省専門家会議「施設従事者のワクチン接種促進で、クラスターの抑制が期待できる」
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 新型コロナの感染拡大防止策で、従来株から変異株への置き換わりが全国的に進んでいる現状で、厚労省の「新型コロナ感染症対策アドバイザリーボード」(以下「専門家会議」)は「施設従事者のワクチン接種促進で、クラスターの抑制が期待できる」等と提言した。

厚労省専門家会議5月19日 5月19日に開催された専門家会議で、今後の「必要な対策」として指摘した=画像・厚労省HPより。黄色のラインマーカーは、弊紙による加工。専門家会議では、現在の感染拡大状況について、例えば首都圏(1都3県)では「直近でおおむね低下傾向」にあると評価した。

 しかし「新規感染者数のピークアウト(頂点に達すること)には至っていない」「感染者数は増加にも減少にも転じる可能性があり、滞留人口および新規感染者数の動向に注視する必要がある」等と分析した。

 【従来株から変異株へは「全国計で、約8割。ほぼ置き換わった」】

 また、英国で最初に検出された変異株の割合が、全国のスクリーニング検査では合計で約8割となり「一部の地域を除き、従来株からほぼ置き換わったと推定される」等と評価した。

 これらを踏まえた「必要な対策」として、専門家会議は「流行の早い段階から対策を進めることが重要。各自治体において、公衆衛生及び感染症の専門家の助言を、対策に役立てる会議体などの仕組みを設け、機動的に行うことが求められる」等と述べている。

 【「高齢者施設の従事者の接種を進めることにより、クラスターの抑制が期待される」】

 一方、すでに開始されている高齢者向けのワクチン接種については「発症予防効果に加え、重症化予防効果、感染予防効果を示唆する報告がなされている。ワクチン接種が広く進めば、重症者数、さらには感染自体が抑制されることも期待される」

 「高齢者施設等では入所者とともに従事者の接種を進めることにより、クラスターの抑制が期待される。国と自治体が連携して、地域の医師会の協力も得て、可能な限り迅速・効率的に多くの人に接種を進めることが必要」等と指摘している。

◇─[後記]───────────

 大阪や東京では、新規感染者が「1日千人超え」の日が続きましたが、直近では減少傾向が見られます。しかし専門家会議は「ピークアウトには至っていない」「感染者数は(今後)増加にも減少にも転じる可能性がある」と、強く警鐘を鳴らしています。

 まずは高齢者施設で、変異株によるクラスターを発生させないよう、全国の介護事業所は地元の自治体と協力して、可能な限り迅速に、利用者と従事者のワクチン接種を進めることが、最も効果のある感染防止対策と言えそうです。

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