*「最適な介護」を実現するための情報紙*
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*****令和3年4月7日(水)第479号*****

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「医療従事者のワクチン接種が、まだ2割程度の進捗なのに、高齢者向けは大丈夫か…?」
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 新型コロナのワクチン接種で、2月17日から開始された医療従事者向けは、昨日(4月6日)時点で99万6,058人が1回目を終了したが、医療従事者全体では約480万人がワクチン接種を希望しており、全体の2割程度に止まっている。

 来週月曜(4月12日)からは、高齢者向けのワクチン接種が始まるが、現在の接種の進捗状況に対して田村憲久厚生労働大臣は、医療従事者向けと高齢者向けを、ワクチン担当の河野太郎大臣に「(供給面で)並行して、しっかりと対応して頂く」等と述べた。

田村大臣3月26日記者会見 4月6日の会見で、記者からの質問に答える形で述べた=写真は3月26日の記者会見の様子。厚労省HPより。また会見では、全国のワクチン接種会場が検索できる、厚労省が開設したWEBサイト「コロナワクチンナビ」で、ワクチンのメーカー検索が可能になっている点で「自分で、選べるのか?」との質問が出た。

 これについて田村大臣は「今はファイザー1社だけなので、全く意味はないが今後、1回目の接種の後に転居して、別の自治体で接種するケースも出てくるので、そのような機能を検索サイトに設置した」等と説明した。

 そして「それがうまく運用できるかどうかも含めて現在検討中で、現時点では(明確な回答は)難しい」等と述べた。これらの点に関する、記者会見の概要は、次の通り。

 【「医療従事者向けは連休明け、高齢者向けは6月末までに全員分が届く」】

 □記者=ワクチンについて。高齢者の接種が来週から始まるが、一方で医療従事者の接種があまり進んでいないが、接種の進捗状況についてどのように見ているか?

 ■田村大臣=連休明けまでには医療従事者分のワクチンが来るが、そこから接種をしっかりとやって頂く体制を組んで、全体で480万人に声を上げて頂いているので、その方々に接種できるように進めていく。

 ■一方で、高齢者のほうは6月末までに高齢者全員分が来る予定だ。いま河野大臣のもとでしっかりと準備して頂いているが今後、接種体制を整備して、高齢者の皆様方に2回接種をして頂くので、これは並行してしっかりと対応して頂くことになると思う。

 【「ワクチンメーカーが選べる検索機能は、キチンと運用できるか検証しながら進める】

 □記者=運用が始まった「ワクチンナビ」を見ると、ワクチンメーカーを確認してから予約できるシステムになっているが今後、同一地域で複数のワクチンメーカーが供給される状況になったら、会場を選ぶことで、自分が打つワクチンメーカーを選べるのか?

 ■田村大臣=今はファイザー1社なので、ほとんどその意味をなしていないが元々は、引越しされた方々が、自分の打ったメーカーのワクチンが「次は、どこで打ったらいいかわからない」という状況に対応するための機能だ。

 ■つまり、ワクチンの接種会場がわかっていても、どのワクチンかわからなければ、きちんと二回打てないため必要だ、ということだが、これでちゃんと運用できるかどうか、まだ試していない。

 ■それも含めて、河野大臣といろいろ相談させて頂きながら進めていく。あの掲示がうまく機能するかどうかも含めて、これから検証しながら進める形になるので、ちょっと今、この場で(回答を)申し上げるのは、なかなか難しいということだと思っている。

◇─[後記]───────────

 マスコミの報道によれば、大阪府の今日の新規感染者数は「800人台後半に上る」そうです。東京都も含めて今後、全国で新規感染者数が「リバウンド」することを想定した対策が求められそうです。

 田村大臣は、医療従事者向けと高齢者向けの接種を「並行して、しっかりと対応して頂く」と発言していますが、現在の接種状況をみる限り「予定通りには、進まない」ことも覚悟する必要がありそうです。

 この欄で何度か同じことを書いていますが、やはり現状では「第4波に備えて、全国の介護事業者は、手指消毒・マスク着用・ゾーニング等の感染症対策の基本を徹底」し、ワクチンが接種できるまで待つしか、取るべき手段はないのかも知れません。

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