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*****令和3年4月2日(金)第476号*****

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厚労省老人保健課「集団会食問題」で、田村大臣が全国の介護事業者に「お詫び」
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3月26日・田村大臣記者会見 3月24日夜に、厚労省老人保健課の職員23名が、東京・銀座の居酒屋で送別会を開催していた問題で、田村憲久厚生労働大臣は4月2日、介護業界の各団体に宛てて「お詫びのメッセージ」を発出した=写真は3月26日の田村大臣の記者会見の様子。厚労省HPより

 23名が会食した3月24日は、東京都に対する緊急事態宣言が終了した3日後だったが、東京都は飲食店等に対して引き続き、営業の時短要請を出していた。この状況下で老人保健課の23名は、深夜まで営業している店を選び、マスクなしで会食をしていたという。

 この問題が発覚した後、厚労省は3月30日に、送別会を主催した老人保健課の真鍋馨課長を減給1ヶ月とした上で、大臣官房付に異動して事実上更迭し、残りの22人を処分すると発表した。田村大臣も給与を2ヶ月間、自主返納することになった。

 真鍋課長以外の出席者22名のうち、自治体からの出向者等を除く19名は、訓告などの処分となった。厚労省の事務方トップである樽見英樹事務次官は文書による厳重注意、真鍋課長の直接の上司に当たる土生(はぶ)栄二老健局長は訓告となった。

 一般マスコミの報道によると、この問題で厚労省には、抗議の電話が続いているという。

 【田村大臣の「お詫びのメッセージ」全文】

 介護事業所の皆様へ

 今般、厚生労働省老健局の職員が、令和3年3月 24 日に、大人数で深夜24時前まで、送別会の趣旨で会食を行っていた事実が確認されました。

 厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症対策を進める立場であり、その中で、介護保険を担当し、介護事業所の皆様に対し、感染防止対策の徹底等をお願いしている老健局において、こうしたことが行われたことは、あってはならないことであり、国民の皆様、とりわけ、介護事業所で日々ご苦労されている皆様に対し、深くお詫び申し上げます。

 こうした行為は、国民の皆様からの信用を失墜するものであり、同月30日付けで、関係職員に対し、厳正に処分を行いました。改めて、全職員の認識を徹底するとともに、二度とこうした事案を起こさないよう、そして再度国民の皆様方に信頼いただけるよう、厚生労働省を挙げて全力で取り組んでまいります。

 介護事業所の皆様に、厚生労働大臣として、日頃のご尽力への感謝と重ねてのお詫びを申し上げるとともに、新型コロナウイルス感染症の感染防止に向けた取組につきまして、引き続き、ご協力の程お願い申し上げます。

 令和3年4月2日
 厚生労働大臣 田村憲久

◇─[後記]───────────

 田村大臣が述べているように、今回の出来事は当然「あってはならないこと」ですが、少し視点を変えて見てみると「気のゆるみの怖さ」を、率直に感じます。このような行為を「最も慎むべき」立場にある方々が、このような事件を起こしてしまうとは……。

 本日(4月2日)の国会で、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は、現在の感染状況について「いわゆる第4波に入りつつあるという言い方をしても、差し支えない」と述べたそうです。

 全国の介護事業者の皆さんには、今回の「集団会食問題」を他山の石とし、なんとしても「第4波」を乗り切ってもらいたいと、切に願います。

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