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*****令和3年3月3日(水)第457号*****

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ワクチン優先接種の中の「順番」・田村大臣「都道府県と話し合い決めていくことになる」
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 新型コロナのワクチン接種について政府は、優先接種の65歳以上の高齢者(3,600万人)は「4月12日から開始する」と公表しているが、配布されるワクチンの量が「限定的」なことや、同様に優先接種の医療従事者(470万人)と「重なる」ことが明らかになっている。

 これらの点について、実際にワクチン接種の実施計画の策定に当たる市町村からは「では、限られたワクチンをどのような優先順位で接種したら良いのか、国が基準を示してくれないとわからない」等と、困惑の声が上がっている。

2月16日の田村大臣の記者会見 これに対し、田村憲久厚生労働大臣は3月2日の記者会見で「都道府県と河野大臣で話し合ってもらい、ワクチンが来た分から打って頂くことになる」等と述べ、具体的な対応策は示さなかった=写真は2月16日の記者会見の様子。厚労省HPより

 この点に関する、記者と田村大臣の質疑応答の概要は、次の通り。

 □記者=ワクチンに関して、4月に全市町村にも供給が始まると思うが、最初は微量に留まるということで「どこを優先して配れば良いのか?」という困惑の声も上がっているが、厚労省の方で通知など出したりする考えはないのか?

 ■大臣=これは(担当の)河野大臣のところで詳しくやって頂いている話なのだが、要は「いきなり全員分」というのは、これはもう事実上というか、実態としてあり得ない話だ。徐々に、ワクチンは来るので。

 ■我々は最大限、皆さんに打って頂けるよう、なるべくたくさん確保するよう、河野大臣と連携しながら進めるが「いきなり全員分」は来ないので、来た量から「どう打っていくのか?」は、これは各都道府県の担当、知事さんも含め担当者の方々が決めることだ。

 ■その、都道府県内の自治体(=市町村)の皆様方が接種主体であるから、ここと話をして頂いて、全員分が来ないなら、例えば「接種券を配布できる準備ができているところ」だとか「ちゃんと体制が組めているところ」と話し合いをして決めていくことになる。

 ■一番(市町村の)事情を分かっておられるのは都道府県なので、それぞれ都道府県の皆様方と河野大臣との間で、しっかりと話を頂いた上で、その上で「来た分から打って頂く」というような話だと思う。

◇─[後記]───────────

 国から都道府県に対するワクチンの配布量は、これまでにも何度か報じられてきており、昨日は愛知県が、県下の市町村への配布計画を発表するなど全国的に、徐々にワクチンの接種体制は構築されてきているようです。

 しかし、その愛知県ですら「配送されるワクチンの接種対象者については、それぞれの市町村で検討する」等と述べています。これは愛知県に限らず、おそらく全国的に「最終的な判断は、市町村に委ねる」ことになると思われます。

 配布されるワクチンの量が限られているため、仕方がないのかもしれませんが市町村には、その「限られた条件」の中で、感染リスクが高い高齢者の方々ができるだけ早くワクチンが接種できるよう、知恵を絞ってもらいたいと思います。

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