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*****令和3年2月18日(木)第448号*****

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厚労省、自治体へワクチン接種の相談窓口「3月半ばを目途に開設」を要請
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ワクチン接種の相談窓口の開設予定 新型コロナワクチンの国内での接種が昨日(2月17日)から、医療従事者向けに開始されたが、高齢者を始め今後に接種を予定している一般国民等に向けて、市町村や都道府県が相談窓口(=コールセンター)を「3月半ばを目途に開設する」ことを求めた=画像・厚労省HPより。黄色と緑色のラインマーカーは、弊紙による加工

 厚生労働省が2月17日に開催した「新型コロナワクチンの接種体制確保に係る、自治体向け説明会」で要請した。ワクチン接種に関する国民や医療機関等からの相談は、国・都道府県・市町村・ワクチンメーカー等が、それぞれの役割に応じて次のように対応する。

 ■国の相談窓口=国民や医療機関等に対し、科学的知見に基づいた正確な情報を丁寧に発信し、都道府県・市町村からの相談対応に資するよう、Q&Aを示す等により、必要な情報提供を行う。

 ■都道府県の相談窓口=医学的知見が必要となる専門的な相談など、市町村では対応困難な問合せに対応する。例えば「接種後3日経っても腫れているが、医療機関を受診した方がよいか?」等。

 ■市町村の相談窓口=住民や医療機関からの問合せに対応する。具体例は、次の通り。
 ▼(住民)どこの医療機関で接種できるのか?
 ▼(住民)クーポン券を紛失したが、どうしたらよいか?
 ▼(医療機関)クーポン券を持参し忘れた方が来院したが、接種してもよいか?

 【厚労省は2月15日から「コールセンター」の運用を開始】

 なお厚労省は、自治体の相談窓口設置に先駆けて、今週月曜(2月15日)に「厚生労働省・新型コロナワクチンコールセンター」を開設し、運用を開始している。概要は、次の通り。

 ■厚生労働省・新型コロナワクチンコールセンター

 ▽対象=一般国民、医療機関等。ただし都道府県・市町村からの 問合せは、厚労省の担当部局が対応する。

 ▽受付相談内容=コロナワクチンの、施策の在り方等に関する問合せ。ただし、今後は自治体も順次コールセンターを設置するので、市町村からの相談は「住民や医療機関から の問合せ」について、都道府県からの相談は「専門的な相談への問合せ」等に対応する。

 ▽電話番号=0120-761-770。聴覚に障害のある方等、電話相談が難しい方に向け、FAX・メールも設置し、これらは厚労省の担当部局で対応する。対応時間は9時~21時までで、土日・祝日も実施する。

◇─[後記]───────────

 ワクチン接種が、本格的に動き出しました。ただ市町村は現在も、ワクチンの接種会場の確保や実施方法について、多くの課題に直面しているようです。これに加え相談窓口の開設は、住民にとって必要なこととはいえ、相当な作業になると思われます。

 規模の小さな市町村でも、住民の声に着実に対応できるよう、厚労省や都道府県には万全のバックアップ体制を取ってもらいたいと思います。

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