*「最適な介護」を実現するための情報紙*
_/_/_/_/_/日本介護新聞ビジネス版_/_/_/_/
*****令和3年2月1日(月)第434号*****

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厚労省「自らがワクチン接種施設になることで、高齢者施設での接種が可能」
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 新型コロナのワクチン接種について、医療の提供を行う介護保険施設は、市町村と予防接種の実施に係る集合契約を締結して、自らが「サテライト型接種施設」となる場合は「施設で接種を実施することが可能」になった。

 厚生労働省が1月28日、都道府県等に宛てて「高齢者施設への新型コロナウイルス感染症に係る予防接種を行う体制の構築について」を通達し、この中で指摘した。ワクチン接種施設には「基本型接種施設」と「サテライト型接種施設」の2種類がある。

 ▽「基本型接種施設」=直接ワクチンの冷凍配送を受け、接種を実施する施設。
 ▼「サテライト型接種施設」=「基本型接種施設」の近隣に所在して「基本型接種施設」から冷蔵でワクチンを移送して、接種を実施する施設。

 今回の通達で、高齢者施設については「医療の提供を行う介護保険施設の場合」と「入所者が、市町村が設置する会場での接種が困難である場合」の2つのケースの対応を示した。

 ■1.医療の提供を行う介護保険施設は、市町村と予防接種の実施に係る集合契約を締結した場合は「サテライト型接種施設」として接種を実施することが可能である。

 ■2.「基本型接種施設」「サテライト型接種施設」または「市町村が設置する設置会場」での接種が困難な場合には、これらの接種施設からの「巡回接種」により実施することも可能である。

ワクチン高齢者施設での接種可能 厚労省は「1」については、介護老人保健施設・介護医療院・介護療養型医療施設を想定し「2」については、介護老人福祉施設を予定しているが=画像・厚労省の通達文書より。黄色のラインマーカーは、弊紙による加工=「施設等の特性を踏まえた上で、考えられる接種方式を採用する」

 「ただし、これ以外の接種方法を妨げるものではない」として、可能な限り効率的なワクチン接種が実施されるよう、都道府県等に求めている。また、有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅・グループホーム等については、次のように指摘している。

 □医療機関受診可能な者(=施設入所者)が、自身で接種施設を選択すること。

 □かかりつけの往診医がおり、その往診医が接種実施医療機関(「基本型」または「サテライト型接種施設」)の所属である場合に、当該施設内で接種すること。

 □施設内での接種を要するものの、訪問可能な接種実施医療機関の確保が困難な場合は、各事業所が接種予定者数(概算)をとりまとめた上で、接種実施医療機関を市町村と相談し調整すること。

 高齢者施設が、これらいずれのケースを選択するにせよ、厚労省は「市町村へ、2月中旬に接種に関する意向を申告すること」を求めている。

◇─[後記]───────────

 ワクチン接種の体制構築が、かなり早いピッチで動き出しています。高齢者施設は、可能であれば「自らの施設での接種」が望ましいでしょうが、それが不可能でも「巡回接種」が可能であれば、入所者の負担もかなり軽減できると思われます。

 そのためにも、国には海外の製薬会社の「日本国内でのワクチンの承認・認可」が、市区町村には「接種会場の選定と決定・通知」が、一日でも早く実現できるよう期待したいと思います。

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