*「最適な介護」を実現するための情報紙*
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*****令和3年1月18日(月)第424号*****

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厚労省・令和3年度介護報酬改定「全てのサービスの、基本報酬を引き上げる」
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 今年(令和3年)4月からの介護報酬改定で、改定率は「プラス0・7%」で決着したが、これを踏まえて厚生労働省は「全てのサービスの基本報酬を引き上げる」ことを明らかにした。介護職員の処遇改善も「基本報酬の引き上げで対応したい」と説明した。

基本報酬見直し 1月18日に都内で開催した、介護給付費分科会の第199回会合で、厚労省が報酬の「点数付け」の方針として示した。同会合で公開した資料の中の「基本報酬の見直し」の項目=画像・厚労省HPより。緑色のラインマーカーは、弊紙による加工=で、厚労省は次の2点を公表した。

 ■1.全てのサービスの基本報酬を引き上げる。ただし、別途の観点から「適正化」を行った結果「引き下げ」となっているものもある。

 ■2.全てのサービスについて、令和3年4月から9月末までの間、基本報酬に「0・1%」上乗せする。

 このうち「2」は、「プラス0・7%」のうち、新型コロナ感染症に対応するための特例的な評価として「0・05%」が令和3年9月末まで含まれること等を踏まえた措置。

 【委員から「介護職員の処遇改善に、どのように適用されるのか?」との疑問】

 会合では参加した委員から、今回の「基本報酬の見直し」により「介護職員への処遇改善にどのように影響するのか?」との質問が出されたが、厚労省は「基本報酬でやりたい、と考えている」等と回答した。この点に関する、厚労省の回答の要旨は次の通り。

 ◆今回の改定率「プラス0・7%」は、介護職員の人材確保・処遇改善にも配慮しつつ、物価動向による物件費への影響などを勘案したものだ。一方で、これまでの報酬改定で実施された「処遇改善加算」と「特定処遇改善加算」で、上位区分の算定取得が進んでいる。

 ◆これらの状況をから「処遇改善はなされている」と判断している。これを踏まえて今回、介護職員の処遇改善は「基本報酬」で実施し、ここで手当を行いたい。

◇─[後記]───────────

 今回の報酬改定で、介護職員の「処遇改善」に関連した項目では「特定処遇改善加算の、介護職員間の配分ルールの柔軟化による取得促進」等があげられていますが、直接的に「処遇改善」を後押しする内容は見当たりませんでした。

 質問した委員も、この点に「懸念」を感じたものと思われます。これで「令和3年度介護報酬改定」は、実質的な審議をほぼ終えました。ただ、現在のコロナ渦を踏まえてぜひ、今後も「処遇改善」を含めて「臨機応変」に、厚労省には対応して頂きたいと思います。

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