*「最適な介護」を実現するための情報紙*
_/_/_/_/_/日本介護新聞ビジネス版_/_/_/_/
*****令和2年10月27日(火)第372号*****
◆◇◆◆◆─────────────
特定介護・9月国内試験、受験者数が千人突破・4ヶ月連続で過去最高を更新
─────────────◆◇◇◆◆
特定技能の介護職(以下「特定介護」)で、9月に日本全国で実施された国内試験で、2科目あるうちの「介護技能評価試験」の受験者数が1038人になり、千人を突破した。もう1科目の「介護日本語評価試験」の受験者数も931人と「千人レベル」に到達した=表・厚労省HPより。黄色のラインマーカーは弊紙による加工。
10月26日に、厚生労働省が「特定介護」で9月に実施された国内外の試験結果を公表した。これで、特定介護の国内試験の受験者数は、4ヶ月連続で過去最高を更新している。今年5月以降の「特定介護」の国内試験受験者数の推移は、次の通り。
▽5月試験=「介護技能」177人・「介護日本語」165人
▼6月試験=「介護技能」579人・「介護日本語」537人
▼7月試験=「介護技能」722人・「介護日本語」659人 。
▼8月試験=「介護技能」909人・「介護日本語」857人
▼9月試験=「介護技能」1038人・「介護日本語」931人
「特定介護」の在留資格を得るには、2科目の試験に合格することに加え、日本語要件(日本語能力試験N4以上か、国際交流基金日本語基礎テストに合格すること)を満たす必要がある。
しかし、海外試験の合格者の場合は、合格してから日本へ渡航するための手続きや、母国での就職活動等が必要になるが、国内試験の合格者の場合は「2科目の試験合格+日本語要件」を満たせば、すぐに日本国内での就職が可能となる。
出入国在留管理庁も、介護分野を含めた特定技能全般で、日本国内の事業者と特定技能の在留資格を得た外国人材との「マッチング」事業を開始しており、この動きが全国的に波及すれば「特定介護」による「介護人材確保」の、新たなルートになる可能性がある。
◇─[後記]───────────
「特定介護」の毎月の受験者数が「千人レベル」だとすると、毎月の「特定介護」の在留資格取得者は、少なく見積もっても「500人レベル」にはなると思います。新型コロナの影響で技能実習生は、まだ日本への入国が制限を受けている状態です。
弊紙は、技能実習の介護職で、新型コロナの影響を受ける以前に、令和元年度は「毎月約600人が入国していた」と推測しています。現在の「特定介護」の受験者数の増加傾向が続けば、今後は「特定介護」が「介護実習生」を逆転するかも知れません。
────────────────◇
◆日本介護新聞「ビジネ版」バックナンバー
・PC/スマートフォン版=http://nippon-kaigo-b.blog.jp/
◎購読申し込み(「まぐまぐ」サイト)=https://www.mag2.com/m/0001687235.html
◆日本介護新聞・本紙(エンドユーザ─版)バックナンバー
・PC/スマートフォン版=http://nippon-kaigo.blog.jp/
◎購読申し込み(「まぐまぐ」サイト)=https://www.mag2.com/m/0001677525.html
◆ホームページ=http://n-kaigo.wixsite.com/kaigo
◆Twitter=https://twitter.com/Nippon_Kaigo
◆Facebook=https://www.facebook.com/nipponkaigo/
(C)2020 日本介護新聞
コメント