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*****令和2年9月28日(月)第351号*****

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「特定介護」コロナ渦でもインドネシアで試験受験者が急増、2ヶ月連続で過去最高
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 特定技能の介護職(以下「特定介護」)の、国内試験の受験者数が急増しているが(弊紙9月25日号で既報)海外試験は新型コロナの影響で受験者数が大きく落ち込んでいる。そのような中、詳細な理由は不明だが、インドネシアだけが受験者数が急増している。

インドネシア8月試験結果 厚生労働省が9月25日に発表した、8月試験の結果によると、2科目ある試験の受験者数でインドネシアは「介護技能評価試験」が335人、「介護日本語評価試験が259人と過去最高を記録した=表・厚労省HPより。黄色のラインマーカーは弊紙による加工

 インドネシア以外で8月に「特定介護」の試験を行った国は、フィリピン・カンボジア・ネパールの3ヶ国があるが、いずれに受験者数は「二ケタ」に止まっている。インドネシアの海外試験は昨年10月から開始され、新型コロナの影響で今年5月試験が中止になった。

 当初は「二ケタ」の受験者が続いたが、昨年12月から「三ケタ」に乗せ、今年3月試験では150人レベルにまで増加したが、4月の試験は2科目の試験とも「7人」にまで落ち込んだ。そして5月試験が中止となり、6月試験から再開された。

 【試験再開後のインドネシアの「特定介護」試験受験者数】

 ▽6月試験=「介護技能」58人・「介護日本語」48人
 ▼7月試験=「介護技能」153人・「介護日本語」148人 。
 ▼8月試験=「介護技能」335人・「介護日本語」259人

 なお、7月試験でもそれまでの受験者数の過去最高を記録しており、インドネシアでは7月・8月と2ヶ月連続で過去最高を更新している。要因について試験関係者は「詳細な理由は不明」と前置きした上で「試験回数が増えたことが理由ではないか」と分析している。

 例えば、以前は海外試験の受験者数はフィリピンが圧倒的に多かった。しかし新型コロナの影響でフィリピン国内は主要都市がロックダウンされ、これに伴い「特定介護」の受験機会も減少したが、インドネシアではロックダウンにまでは至らなかった。

 またインドネシアでは現在、3ヶ所の会場で試験が実施されているが「各会場が試験回数を増やしている。これにより、これまで受験機会を逸していた受験者が集まっているのではないか」等と、試験関係者は推測している。

◇─[後記]───────────

 この試験関係者の情報によれば、例えばネパールでは試験会場と期日が限られているため、希望者を全て収容できずに「抽選」で受験者を決定しているそうです。フィリピンは「特定介護」の制度が開始された昨年4月から、海外試験を実施しました。

 その後、コロナ渦の影響で4月・5月試験を中止し、6月から再開したものの、以前のように「毎月、受験者数が三ケタ」のような勢いはありません。弊紙では以前、この現象を「出入国ができないため、志願者自体が減少しているのではないか」と記事に書きました。

 しかし、もしかすると今回のインドネシアのケースのように今後、受験会場や試験日が増えれば、再び「三ケタ」に戻るのかも知れません。少なくとも現時点では「志願者自体が減少している」と推測するのは、時期尚早であったと反省しております。

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