*「最適な介護」を実現するための情報紙*
_/_/_/_/_/日本介護新聞ビジネス版_/_/_/_/
*****令和2年8月25日(火)第329号*****

◆◇◆◆◆─────────────
「特定介護」7月試験、国内受験者数は2ヶ月連続で過去最高を更新
─────────────◆◇◇◆◆

 在留資格・特定技能の介護職(以下「特定介護」)の資格取得のため、今年7月に実施された国内試験で受験者数が過去最高となった。試験は2科目行われ「介護技能評価試験」(以下「技能」)が722人、「介護日本語評価試験」(以下「日本語」)が659人だった。

7 8月25日に、厚生労働省が発表した=表・厚労省HPより。国内試験の受験者数は、今年6月の試験でも「技能」が579人、「日本語」が537人と、それまでの受験者数の最高をマークしており、これで国内試験の受験者数は2ヶ月連続で過去最高を更新した。

 5月の国内試験の受験者数は「技能」が177人、「日本語」が165人で、6月の試験から受験者数が一気に増加した。この要因について試験関係者は「4月・5月も多くの受験希望者があったが、新型コロナの影響で試験会場が限られ、受験できないケースが多々あった」

 「そこで、受験希望者には待機をお願いしていた。その多くの方々が6月試験以降に、一気に受験されたのではないか」等と分析している。

 【試験合格者の「特定介護」在留者数は、6月末時点で120人】

 法務省・出入国在留管理庁(以下「入管庁」)が8月14日に、今年6月末時点の特定技能の在留外国人数を発表したが「特定介護」は170人で、3ヶ月前の今年3月末時点の56人から、約3倍に急増した。

 この170人のうち「試験ルート」は120人で、3月末時点の14人から急増している。残りの50人は「EPA介護福祉士候補生ルート(=国家試験の不合格者)」で、3月末時点の42人から若干の増加に止まっている。

 入管庁は特定技能の在留者数を3ヶ月ごとに発表しているが、次回の9月末時点での公表では、「特定介護」は6・7月試験の合格者が事務手続きを経て在留資格を得るものと思われ、6月末時点の在留者数120人から、さらに「急増」することが予想される。

◇─[後記]───────────

 「特定介護」の受験者数急増の要因として、試験関係者は「個人的な推測」と断った上で「新型コロナの影響で、母国に帰国できなくなった外国人留学生等が、在留期間を延ばすために『特定介護』を受験し、実際に介護現場で働いているのではないか」と述べています。

 もし、試験関係者の推測が正しいとすれば、新型コロナの影響による「一時的な現象」とも言えると思います。「特定介護」を、慢性的な人材難に苦しむ介護業界の「外国人材の入職ルート」として活用するのであれば、「一時的」ではやや心もとない感があります。

 例え「一時的」な事情であれ、日本の介護業界に飛び込んだ外国人材に定着してもらうことで、その影響はやがて波及するものと思われます。「一時的」を「日常的」な現象へと変えるためにも、外国人材を受け入れた介護現場には育成に努めてもらいたいと思います。

────────────────◇

 ◆日本介護新聞「ビジネ版」バックナンバー
・PC/スマートフォン版=http://nippon-kaigo-b.blog.jp/
◎購読申し込み(「まぐまぐ」サイト)=https://www.mag2.com/m/0001687235.html
 ◆日本介護新聞・本紙(エンドユーザ─版)バックナンバー
・PC/スマートフォン版=http://nippon-kaigo.blog.jp/
◎購読申し込み(「まぐまぐ」サイト)=https://www.mag2.com/m/0001677525.html
 ◆ホームページ=http://n-kaigo.wixsite.com/kaigo
 ◆Twitter=https://twitter.com/Nippon_Kaigo
 ◆Facebook=https://www.facebook.com/nipponkaigo/

(C)2020 日本介護新聞