*「最適な介護」を実現するための情報紙*
_/_/_/_/_/日本介護新聞ビジネス版_/_/_/_/
*****令和2年8月13日(木)第321号*****

◆◇◆◆◆─────────────
ソラスト、M&Aで日本エルダリーを子会社化、訪問介護事業所数は倍増へ
─────────────◆◇◇◆◆

 介護業界大手のソラストは8月13日、首都圏を中心に訪問介護・デイサービス等を122事業所で運営する日本エルダリーケアサービス(以下、日本エルダリー)を、M&Aにより子会社化するため、同社の株式を100%保有する投資ファンドと株式譲渡契約を締結した。

 株式取得価格は約23億円。株式譲渡日は10月1日を予定しており、日本エルダリーは同日よりソラストの100%子会社となる。ソラストは介護事業でM&Aを積極的に推進しているが、訪問介護の有力事業者のM&Aは初めてとなる。

ソラスト・目指す姿 ソラストは経営戦略として、訪問介護・デイサービス・施設系の、サービス別の売上高比率をバランス良く伸ばす方針を掲げている。このため2020年3月時点の売上高比率を、将来的な「目指す姿」として、次のように変革する目標(=【】内の割合)を設定している=円グラフ・ソラスト第1四半期決算説明資料より

 ▼訪問介護=12%→【25%】
 ▽デイサービス=31%→【25%】
 ▽施設系=43%→【30~35%】

 日本エルダリーの子会社化で、ソラストの介護事業所数は、今年6月末時点の481から603に増加する。このうち訪問介護は、74から倍増して152になる。ソラストは2030年には、介護サービスを行う「エリア」を現在の約3倍の300に拡大する目標を立てている。

 1つの「エリア」は、地域の広さや人口に応じて中学校区(半径5~20km圏)程度とし、全ての「エリア」で訪問介護・通所介護・居宅介護支援・グループホーム・有料老人ホーム他の施設を「各1事業所以上、運営すること」を目指している。

◇─[後記]───────────

 ソラストの今回の発表は、2020年度の第1四半期決算発表に合わせて行われましたが今後、訪問介護事業の売上を大きく伸ばす方針を明確に示しました。また、介護業界最大手のニチイ学館も「訪問介護拠点の再編」を進めており、この事業に先行投資しています。

 このように、大手事業者が訪問介護に目を向けることは、サービス利用者には何らかの形で「プラス要因」になると思います。一方で訪問介護は、ヘルパー職員の高齢化など多くの課題を抱えています。

 大手事業者が、各々の方針で訪問介護事業に取り組み、多くの課題で「解決の糸口」が見えてくれば、結果的にサービス利用者にとっても「最大のプラス要因」になるのでは、と思います。

────────────────◇

 ◆日本介護新聞「ビジネ版」バックナンバー
・PC/スマートフォン版=http://nippon-kaigo-b.blog.jp/
◎購読申し込み(「まぐまぐ」サイト)=https://www.mag2.com/m/0001687235.html
 ◆日本介護新聞・本紙(エンドユーザ─版)バックナンバー
・PC/スマートフォン版=http://nippon-kaigo.blog.jp/
◎購読申し込み(「まぐまぐ」サイト)=https://www.mag2.com/m/0001677525.html
 ◆ホームページ=http://n-kaigo.wixsite.com/kaigo
 ◆Twitter=https://twitter.com/Nippon_Kaigo
 ◆Facebook=https://www.facebook.com/nipponkaigo/

(C)2020 日本介護新聞