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*****令和2年7月13日(月)第302号*****

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豪雨被害・被災した介護施設、最大で99施設へ拡大し「浸水等」が増加
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 先々週金曜(7月3日)から続いている「令和2年7月豪雨」で、被災した介護施設は最大で99施設にまで拡大した。厚生労働省の発表=画像=によると7月13日正午時点で、九州4県(熊本・福岡・長崎・大分)と岐阜の計5県22市町村で、計88施設が被災した。

7月豪雨被害・13日現在の状況 また同時点に至るまで、最大で99施設が被災した。同じく厚労省の発表では、7月9日午前11時時点で、九州4県と岐阜の計5県17市町村で計78施設が被災していたので、ほぼ4日前と比較して、被災地域・施設数はさらに拡大した。

 13日正午時点の88施設の状況は、浸水等=88、停電=2、断水=8で、9日午前11時点の78施設の被災状況(浸水等=72、停電=10、断水=11)と比較すると、浸水等は増加したが、停電・断水は減少している。

 13日正午時点での、各県の被災状況は次の通り。なお長野県では1市(長野市)で、停電が最大で2施設あったが、現在は復旧済み。

 ■熊本県=9市町村・30施設(浸水等30・停電2・断水7)=被災した施設数の30は、9日11時時点と変わらないが、被災地に南小国町が加わり8市町村から9市町村になった。また被災した30施設には全て「浸水等」の被害がある。

 ■福岡県=5市・42施設(浸水等42・停電0・断水1)=被災した施設数の42は、9日11時時点より2施設増加したが、被災した5市の内訳には変化はない。また被災した42施設には全て「浸水等」の被害がある。

 ■長崎県=5市町・11施設(浸水等11・停電0・断水0)=被災した施設数は、9日11時時点では4だったが、11施設に増加した。同様に被災地も1市から5市町に拡大している。11施設の被害は全て「浸水等」。

 ■大分県=2市・4施設(浸水等4・停電0・断水0)=九重町の2施設の被害(停電・断水)は復旧したが、従来から被災していた日田市(1施設)に加え、大分市(3施設)にまで被害が拡大して計4施設になった。4施設は全て「浸水等」。

 ■岐阜県=1市・1施設(浸水等1・停電0・断水0)=9日11時時点から、13日正午時点に至るまで、依然として下呂市の1施設で「浸水等」の被害が続いている。

◇─[後記]───────────

 九州・東海地方では、雨が断続的に続いているため「浸水等」の被害から復旧するのは難しいようです。それでも今後、これらの地域に加えて東日本エリアにも「豪雨」が予想されています。全国の介護施設で「最大限の警戒」が必要です。

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