*「最適な介護」を実現するための情報紙*
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*****令和2年7月2日(木)第295号*****

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特定介護・国内5月試験、コロナの影響を受けるも受験者数・合格率とも「過去最高水準」
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 特定技能の介護職(以下「特定介護」)の、在留資格取得のための国内試験で、5月は新型コロナの影響で実際の試験実施日が月の半分程度しかなかったが、これにより受験者数を「倍」に見積もった数は「過去最高水準」となり、合格率も同様に最高レベルとなった。

特定介護5月国内試験結果 6月29日に、厚生労働省が5月試験結果を発表した=画像。政府が出した緊急事態宣言の影響で、5月の国内試験は7日から19日までは全て中止となった。その後20日から再開されたものの、大都市圏である関西地区(大阪・京都・兵庫)は27日からと、再開が遅れた。

 さらに北海道と関東地区(東京・神奈川・千葉・埼玉)の再開は6月1日にずれ込むなど、5月の国内試験は全国的にみると「約半分」程度しか実施されなかった。一方、4月の国内試験(2科目)の受験者は「介護技能」が149人、「介護日本語」が134人だった。

 この4月の受験者数を、「約半分」しか実施されなかった5月の受験者数(「介護技能」177人、「介護日本語」165人)が上回った。「特定介護」の国内試験の受験者数はこれまで、3月の「介護技能」430人、「介護日本語」373人が最高だった。

 「約半分」だった5月試験の受験者数を「倍」に見積もると、3月の「最高水準」にまでほぼ回復した形となった。また5月試験の合格率は「介護技能」が74・0%で過去最高、「介護日本語」が86・1%と過去2番目の高さで、内容的にも「過去最高水準」となった。

 「特定介護」の国内試験は昨年10月から実施され、11月・12月と続いた後に、今年1月・2月試験は休止した。その後3月から再開し、新型コロナの影響を受けながらも、現在は全国で開催されている。

 これまでに厚労省が発表した、国内試験の結果(2科目の受験者数・合格率)は次の通り。

 □令和元年10月試験=「介護技能」54人(51・9%)、「介護日本語」50人(72・0%)
 □令和元年11月試験=「介護技能」127人(64・6%)、「介護日本語」123人(81・3%)
 □令和元年12月試験=「介護技能」304人(55・9%)、「介護日本語」285人(76・8%)
 ■令和2年3月試験=「介護技能」430人(52・8%)、「介護日本語」373人(74・0%)
 ■令和2年4月試験=「介護技能」149人(67・8%)、「介護日本語」134人(89・6%)
 ■令和2年5月試験=「介護技能」177人(74・0%)、「介護日本語」165人(86・1%)

◇─[後記]───────────

 弊紙では6月10日号で、新型コロナの影響を受ける前の介護技能実習制度の状況について「毎月450~500人程度が入国しているようだ。どうやら介護職で日本を目指す外国人には、特定介護ではなく、明らかに介護技能実習の方に目が向いているようだ」と書きました。

 詳細な理由はわかりませんが「特定介護」は、国内・海外試験の合格者で日本の介護現場に就労しているのは、今年3月末でわずか14人です(弊紙6月9日号参照)。当面は、日本の介護現場における外国人材は、技能実習生に頼る傾向に変わりはないと思われます。

 しかし今後「特定介護」の国内試験の受験者数が増加し、現在の合格水準を維持し、合格者のほとんどが日本の介護現場に就労することと、新型コロナによる外国人の「入国制限」が解除され、海外試験の合格者が就労するようになれば、状況は変わるかも知れません。

 まずは今月末に発表される予定の、6月の国内試験の結果が「特定介護」の今後を占う「試金石」になると思われます。

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