*「最適な介護」を実現するための情報紙*
_/_/_/_/_/日本介護新聞ビジネス版_/_/_/_/
*****令和2年4月21日(火)第247号*****

◆◇◆◆◆─────────────
「老健で集団感染が起きても、入所者が病院に受け入れられず……」
─────────────◆◇◇◆◆

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、最近では感染者を受け入れる病床の不足が広く報じられているが、その影響は介護施設にも及んでいる。感染した入所者が病院に受け入れてもらえず、施設内に止まらざるを得ない状況が生じているという。

 介護老人保健施設の団体である全国老人保健施設協会(全老健、東憲太郎会長)は4月21日、加藤勝信厚生労働大臣に東会長名で「介護現場における新型コロナウイルス感染者について」と題した要望書=画像=を提出した。

全老健要望書 この中で全老健は「実際に、千葉県の老健施設2施設では、入所者に多数の陽性者が出たにも関わらず、速やかに入院できずに入所を継続せざるを得ない状況となっています」と指摘している。

 さらに「現場の職員にも陽性者や、濃厚接触者のため自宅待機となっている者が多く、ただでさえ人手不足の介護現場においては、残された少ない職員が疲弊している旨、報告されています」等と、全老健会員から寄せられた窮状を訴えている。

 これらを踏まえて全老健では「感染リスクが高く、かつ重症化しやすい要介護高齢者が多数入所している老健施設で、施設内集団感染による介護現場の混乱を阻止する」ことを求めている。

 具体的には「感染が判明した入所者は優先的かつ速やかに病院へ入院できるよう、各都道府県へ厳しくご指導頂けるよう、要望いたします」と述べている。

◇─[後記]───────────

 全老健が要望書の中で指摘している「千葉県の老健施設2施設」とは、昨日付けの弊紙で報じた市川市と松戸市の施設だと思われます。この事例に限らず、最近は介護施設で集団感染が起きた事例を追って行くと、なぜか老健施設であることが多くなっています。

 いずれにせよ、老健を含む全ての介護施設で、集団感染が起きた事例は全て、驚くほどの速さで感染が周囲に拡大し、感染者数も急増しています。全老健が要望書に「各都道府県へ厳しくご指導頂けるよう」と盛り込んだ文言に、介護現場の切迫感が読み取れます。

────────────────◇

 ◆日本介護新聞「ビジネ版」バックナンバー
・PC/スマートフォン版=http://nippon-kaigo-b.blog.jp/
・携帯版=http://nippon-kaigo-b.m.blog.jp/
◎購読申し込み(「まぐまぐ」サイト)=https://www.mag2.com/m/0001687235.html
 ◆日本介護新聞・本紙(エンドユーザ─版)バックナンバー
・PC/スマートフォン版=http://nippon-kaigo.blog.jp/
・携帯版=http://nippon-kaigo.m.blog.jp/
◎購読申し込み(「まぐまぐ」サイト)=https://www.mag2.com/m/0001677525.html
 ◆ホームページ=http://n-kaigo.wixsite.com/kaigo
 ◆Twitter=https://twitter.com/Nippon_Kaigo
 ◆Facebook=https://www.facebook.com/nipponkaigo/

(C)2020 日本介護新聞