*「最適な介護」を実現するための情報紙*
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*****令和2年3月17日(火)第223号*****

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全国クラスターマップ、介護関係では千葉・愛知・兵庫の3ヶ所
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全国クラスターマップ 厚生労働省は3月16日、新型コロナウイルスのクラスター(感染者間の関連が認められた集団)を地図上に表示した「全国クラスターマップ」を公表した=画像・厚労省HPより=が、3月15日12時現在で、介護施設関係の感染で掲載されたのは、千葉・愛知・兵庫の3ヶ所だった。

 【注=なお、このマップによれば神奈川県も1ヶ所クラスターがあり「福祉施設を介した感染」と指摘されていますが、この件に関する具体的な情報がなく、対象が介護施設か否かの判断がつかなかっため、今回の記事からは除外しました】

 マップ全体では、10都道府県で15ヶ所が指摘されている。介護関係で確認された3ヶ所の感染状況と、行政の現在の対応は次の通り。

 ▼【千葉県】市川市内で3月6日、通所介護事業所の職員から利用者への感染が疑われる事例が判明する。同様に市川市内のスポーツクラブでも複数の感染が確認されたことから、千葉県は3月7日、対応策をまとめた。

 ▼内容は「市川市の通所介護事業所の感染がさらに広がりをみせた場合、事業所のサービス提供の縮小要請が必要。ただしいきなり全面休止を求めるのではなく、利用回数の減少や、要介護度の高い利用者を優先する等の『縮小の準備』を、市内の事業者に要請する」。

 ▼さらに千葉県と市川市は3月8日に「合同対策チーム」を組織し、国の「クラスター対策チーム」も交えて8日と10日に会議を開いた。ここでは「通所事業所の感染防止対策強化のため、市川市内の(125ヶ所ある)通所事業所に対し、チェックリストを送付する」

 ▼「その後、各事業所の対応状況を個別に電話等により確認し、必要な指導等を行うとともに、その結果を県と市川市で共有すること」で合意した。

 ◇【愛知県】名古屋市緑区内の通所介護事業所で感染が発生。同様に市内のスポーツクラブでも発生しており、県内ではこの2ヶ所がクラスターとされた。このうち、1ヶ所の事業所を利用していた80歳代の女性が別の事業所も利用していたため、感染が拡大した。

 ◇事態を重くみた名古屋市は3月6日、この2ヶ所の事業所がある緑区と、隣接する南区の全ての通所介護事業所126ヶ所に、3月7日から2週間の休業を要請した。

 ◆【兵庫県】全国最多の3ヶ所が指摘され内訳は介護施設・子ども施設・ライブハウス。このうち介護施設は伊丹市にある老健・グリーンアルス伊丹で、3月7日に利用者に初めての感染が確認された。施設では8日に室内を消毒し、9日にはデイケア事業を休止した。

 ◆しかし感染は拡大し、施設に関連した発生者は10人を超えている。利用者だけでなく、職員やその家族にも検査で陽性反応が出た。なお、この家族(女性)は尼崎市内の介護事業所で勤務しているが、現時点ではこちらの事業所での感染事例は報告されていない。

◇─[後記]───────────

 昨日付けの弊紙で、宝塚リハビリテーション病院が「自主休業」した事例を報じましたが、今回の兵庫県のクラスター事例をみれば、そのように自主的に判断した状況も理解できます。現実に、千葉県では市川市が「事業縮小の準備」を勘案しています。

 さらに名古屋市は、感染が発生した区だけでなく、隣接する区の全ての通所介護事業者に「休業要請」しています。昨日のこの欄にも書きましたが今後、各自治体は介護事業者に「自主休業」を要請する場合の対応策も、早急に立案する必要があると弊紙では考えます。

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