*「最適な介護」を実現するための情報紙*
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*****令和2年3月2日(月)第212号*****

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介護現場の悲痛な叫び・約2割が「すでにマスクがない」
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 新型コロナウイルスの感染拡大で「マスク不足」が社会問題化している中、介護現場で「すでにマスクがない」と訴えている事業所が18・8%、訪問介護事業所に限れば27・8%が「深刻な事態」に直面していることがわかった=画像・NCCUプレスリリースより

NCCU中間報告 介護業界の労働組合組織である日本介護クラフトユニオン(以下、NCCU)は、新型コロナウイルスの国内感染の拡大が懸念されている状況を受け、組合員の勤務する全国4043の介護事業所を対象として、2月28日から3月4日まで緊急アンケートを実施している。

 NCCUでは事態の緊急性に鑑み、3月1日14時時点で中間集計し、1117事業所から寄せられた回答を分析し、3月2日に「中間報告」を発表した。これによると介護現場では、マスク等の衛生用品が入手困難な状況であることが浮き彫りとなった。

 具体的には「衛生用品(マスク・消毒液・介護用手袋・うがい薬等)はそろっていますか?」との問いに「そろっているが余裕ない」62・7% 、「そろっていない」34・1%とほとんどが不足感を訴える中で、「そろっている」は7・6%だった。

 また「マスクの在庫分は確保できているか?」との問いには、全体で「すでにない」が18・8%、訪問介護に限れば27・8%が「緊急事態」を訴えている。これらの「衛生用品の不足」に関しては、厚生労働省が都道府県等に「不足状況の把握」を要請している。

 これを踏まえ同アンケートでは「あなたの事業所には、都道府県や市町村の介護保険担当からの調査がありましたか?」と質問しているが、「まだない」が68・1%で、「あった」が20・9%、「わからない」が9・9%だった。

 この「中間報告」でNCCUは「医療・介護・福祉等の現場に、優先的に必要な衛生用品が行き届くよう、政府が衛生用品の流通先についても管理すべきと考える」「介護を必要とする高齢者と元気な高齢者とでは、体力や抵抗力に差があることは容易に推察できる」

 「政府は単に『高齢者や基礎疾患のある人』と一括りにした対応方針を示すだけでなく、きめ細かで適切な方針を示すべきだ」「NCCUは関係議員等を通じて、早急にこの状況が改善されるよう、国をはじめ自治体に対しても働きかけていきます」と述べている。

◇─[後記]───────────

 同アンケートの「衛生用品の不足状況調査」で、「まだない」が68・1%という結果には、正直なところ驚きました。おそらくこの「調査」を元に、自治体等が備蓄している衛生用品の備蓄が緊急的に放出されるのでは、と思います。

 政府は、全国の小中高へ休業を「緊急的に要請」しましたが、介護・医療分野における衛生用品の不足状況も「緊急的に調査」して対応すべきです。約3割の訪問介護事業者が「すでにマスクがない」と訴えている現状をみれば、「緊急的な対応」の必要性は明白です。

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