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*****令和2年2月28日(金)第211号*****

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新型コロナ感染「多くの会話が交わされる環境は、感染拡大のリスクがある」
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 新型コロナウイルスの感染経路は、一般的に飛沫感染と接触感染と言われているが、閉鎖空間において、近距離で多くの人と会話をするなどの一定の環境下であれば「飛沫感染や接触感染でなくても、感染拡大のリスクがある」と専門家が指摘した。

厚労省ホームページ 政府・内閣官房が主催する「新型コロナウイルス感染症対策専門家会議(座長=脇田隆字・国立感染症研究所所長)」の第13回会合(2月25日開催)で、脇田座長が説明した=画像・厚労省HPより。脇田座長はまず、政府が2月25日に示した「基本方針」を踏まえて、次の3点を指摘した。

 1=一般的な状況での感染経路は飛沫感染、接触感染だが、閉鎖空間で、近距離で多くの人と会話をするなどの一定の環境下であれば、咳やくしゃみ等がなくても感染するリスクがある。

 2=また感染力は事例によって様々で、一部に特定の人から多くの人に感染が拡大したと疑われる事例がある一方で、多くの事例では感染者は、周囲の人にほとんど感染させていない。

 3=さらに、罹患しても軽症であったり、治癒する例も多いが重症度としては、季節性インフルエンザと比べて高いリスクがある。特に、高齢者・基礎疾患を有する者では重症化するリスクが高い。

 こうした特徴を踏まえて、脇田座長は「現在専門家の間では、対面で人と人との距離が近い接触(互いに手を伸ばしたら届く距離)が会話で一定時間以上続くなど、多くの人々との間で会話が交わされる環境は、感染拡大リスクがあると考えている」

 「今回の政府の『基本方針』にも、それがウイルスの特徴として記載されており、国民の皆様に『感染しやすい環境を避けて頂く』よう呼びかけている。専門家会議としても、今が極めて大事な時期だと認識している」等と述べた。

◇─[後記]───────────

 昨日夕方に、安倍首相が「全国の小中高に休校を要請」したことで混乱が生じていますが、その根拠はこの「多くの人々との間で会話が交わされる環境は、感染拡大リスクがある」との指摘だと思われます。

 確かに「恐怖」を感じますが、専門家が指摘する「事実」でもあります。それではこの「事実」に対し「どのように恐れれば良いのか」……、大変な作業だと思われますが、適切な感染防止策を実践するためにも、ぜひ早期に「根拠」を示してもらいたいと思います。

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