*「最適な介護」を実現するための情報紙*
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*****令和2年2月25日(火)第208号*****

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新型コロナ感染拡大対応・菅長官「患者が増加する局面を想定した対策を取っていく」
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 国内で新型コロナウイルスの感染が拡大している中で、PCR検査で陰性だった人が後で陽性反応が確認される等、新たな対策が求められている中で、菅義偉官房長官は「患者が増加する局面を想定した対策を取っていく」との考えを示した。

菅長官 2月25日の午前中に首相官邸で行われた定例記者会見=写真・首相官邸HPより=で、記者から「中国で再感染者の事例が報告されているが、どのように認識しているか」と問われ、菅長官がこれに回答する中で述べた。

 この質疑以外にも新型コロナ感染対策で、クルーズ船の乗客乗員への対応等で政府のこれまでの施策の妥当性を問う質問や、それを踏まえた今後の対策を問う指摘があったが、菅長官は「患者が増加する局面を想定した対策を取っていく」との回答を繰り返した。

 会見での「中国の再感染者」に関する質疑の内容は、次の通り。

 □記者=中国で、新型コロナウイルスの感染から回復した人が再び感染した事例が報告されているが、日本政府としてこの件で情報収集はしているのか? また、再感染の可能性についてどのように認識しているのか?

 ■菅長官=中国で再感染の可能性を示唆する症例の報道があったことは承知しているが、詳細な情報が不明であり、現時点で確定的なことを申し上げられる状況にはないと思う。いずれにしても引き続き、国内外の情報収集を徹底していく。

 ■そして、確実かつ効果的な感染拡大防止対策を講じて、患者増加のスピードを抑制するとともに、患者が増加する局面を想定した対策をしっかり取っていきたいと思う。

◇─[後記]───────────

 この「再感染」の問題を含め、新型コロナの感染問題では、専門医でも明確な説明が難しい症例や状況がいくつか報道されています。介護業界では都内の老健施設職員の感染を受け、最大限に警戒レベルを上げた「水際対策」を取る段階に入っています。

 今後、新たな症例や情報が次々とマスコミから報じられると思いますが、感染対策の基本は「水際対策の徹底」と、「患者が増加する局面を想定した対策を取っていく」ことに尽きるのかも知れません。

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