*「最適な介護」を実現するための情報紙*
_/_/_/_/_/日本介護新聞ビジネス版_/_/_/_/_/
*****令和2年1月7日(火)第173号*****

◆◇◆◆◆─────────────
20~30代の4分の1が「インフルエンザには抗生物質が効く」と誤認
─────────────◆◇◇◆◆

 「インフルエンザに抗菌薬が効く」という間違った認識は、薬剤耐性(AMR)の拡大につながる可能性が大きい──国立国際医療研究センター病院AMR臨床リファレンスセンターが、インフルエンザが猛威を奮い始めたこの季節に、警鐘を鳴らした。

 これは、同センターが実施したアンケートの調査結果を昨年12月25日に公表し、その中で指摘したもの。アンケートはインフルエンザや風邪について、20~60代の男女318名に問いかけ、その結果を年代別と総合計で分析した。

 これによると、インフルエンザに効く薬について、20~30代の約半数は「効く薬がわからない」とし、同様に20~30代の約4分の1は「抗菌薬(抗生物質)が、効果がある」という間違ったイメージを持っていた。

 同センターでは「インフルエンザに抗菌薬が効くという間違った認識は、薬剤耐性(AMR)の拡大につながる可能性がある。薬剤耐性菌から自分の身を守るためには、抗菌薬について正しい知識を持つことが大切だ」と指摘している。

 それを踏まえ、同センターでは「インフルエンザと風邪の予防策」として、次の5点の実施を呼び掛けている=画像

AMR 1、インフルエンザのワクチン接種を毎年行う=ワクチン接種は重症化を防ぐだけでなく、集団での流行を防げる。毎年接種することが望ましい。

 2、インフルエンザ・風邪に抗菌薬は効かない。医師に処方を要求しない=インフルエンザには抗菌薬は効かないだけでなく、薬剤耐性菌を増やすことになり、逆効果だ。

 3、外出から帰宅時、調理時、食事前は手を洗う=手洗いは感染対策の基本だ。

 4、咳エチケット=咳やくしゃみが出る時はマスクを正しくつける。

 5、罹患したら会社や学校を休み感染を広げない=発症した後5日を経過し、かつ、解熱後2日を経過するまでは、他の人にうつして流行を広げる可能性があるので、学校保健安全法では出席停止になる。

 なお国連では「このまま何も薬剤耐性(AMR)の問題に対策を取らなければ、2050年までにはAMRによって年間1000万人が死亡する事態となり、がんによる死亡者数を超え、08~09年の金融危機に匹敵する破壊的ダメージを受ける恐れがある」と警告している。

◇─[後記]───────────

 実は、このアンケートをみると、記事の通り20代は25・0%、30代は25・8%が「抗菌薬(抗生物質)が、効果がある」と答えている一方で、同じ回答が40代では14・0%、50代では9・5%、60代では8・3%と減少しています。

 しかし、全ての年代で「わからない」が、約半数の回答を占めています。この薬剤耐性(AMR)の問題は可能な限り、今後も弊紙では様々な角度から取り上げ「正しい薬の飲み方」を報じていきたいと思います。

─────────────────

 ◆日本介護新聞「ビジネ版」バックナンバー
・PC/スマートフォン版=http://nippon-kaigo-b.blog.jp/
・携帯版=http://nippon-kaigo-b.m.blog.jp/
◎購読申し込み(「まぐまぐ」サイト)=https://www.mag2.com/m/0001687235.html
 ◆日本介護新聞・本紙(エンドユーザ─版)バックナンバー
・PC/スマートフォン版=http://nippon-kaigo.blog.jp/
・携帯版=http://nippon-kaigo.m.blog.jp/
◎購読申し込み(「まぐまぐ」サイト)=https://www.mag2.com/m/0001677525.html
 ◆ホームページ=http://n-kaigo.wixsite.com/kaigo
 ◆Twitter=https://twitter.com/Nippon_Kaigo
 ◆Facebook=https://www.facebook.com/nipponkaigo/

(C)2020 日本介護新聞