*「最適な介護」を実現するための情報紙*
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*****令和2年1月6日(月)第172号*****

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特定介護・国内試験、合格率が上昇
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 在留資格・特定技能の介護職(以下「特定介護」)で、昨年11月に実施された国内試験の合格率が、前月の結果と比べて上昇した。2科目ある評価試験のうち、「介護技能」が12・7ポイントアップの64・6%。「介護日本語」が9・3ポイントアップの81・3%だった。

11月試験結果 昨年12月27日に、厚生労働省が公表した=表。特定介護の国内試験は昨年10月に初めて実施され、この時の合格率は「介護技能」が51・9%。「介護日本語」が72・0%だった。11月試験が第2回目となったが、受験者数も約50人から120人程度にまで増加した。

 一方、海外の11月試験は概ね、前回の10月試験より合格率は上昇しているものの、各国ごとにかなりバラツキがあり、特に11月で3回目の試験となったカンボジアでは、9月・10月は約100人の受験者があったが、今回は激減して10人程度となった。

 さらにフィリピンでは、昨年4月に特定介護の初の海外試験を実施し、以後毎月開催しているが、これまでの受験者数が最低でも三ケタだったものが、10月試験で約50人と大幅に落ち込んだが、11月では一転して過去最高の約550人が受験した。

 11月に実施された、特定介護の国内試験と海外試験の、2科目の合格率と受験者数は次の通り。

 ■国内「介護技能」=64・6%(127人)、「介護日本語」=81・3%(123人)
 ■フィリピン「介護技能」=65・6%(570人)、「介護日本語」=60・3%(557人)
 ■カンボジア「介護技能」=20・0%(15人)、「介護日本語」=66・7%(12人)
 □ネパール「介護技能」=26・9%(52人)、「介護日本語」=24・1%(54人)
 □インドネシア「介護技能」=45・9%(74人)、「介護日本語」=52・8%(72人)
 □モンゴル「介護技能」=66・2%(74人)、「介護日本語」=72・9%(70人)

◇─[後記]───────────

 この特定介護の国内・海外試験の動向は、先行きが全く読めません。先行して試験を実施してきたフィリピンの結果を4月から毎月、追って行った際に、おそらく厚労省は試験の合格率「8割」を目指していたものと弊紙では推測しました。

 ところが昨年末に政府が公表した海外試験の平均合格率は「約4割」でした(弊紙第168号参照)。まさか政府は本気で、このレベルで満足しているとは思えませんが、今回の結果を見ると、本気で「合格率をアップさせよう」と考えているのか、疑問です。

 昨年10月試験でようやく国内試験が開催され、海外試験も開催国が増えて「本格的にスタートしたばかり」と考えれば、まだ「初期段階の混乱」なのかも知れませんが、全体が「約4割」の合格率で今後も停滞すれば、制度の存続が疑問視されることになるでしょう。

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