*「最適な介護」を実現するための情報紙*
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*****令和元年11月11日(月)第137号*****

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ツクイ、新規事業でM&Aを検討
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 デイサービスが主力事業の業界大手・ツクイ(は今後、安定的に収益を稼ぎ出すために新規事業の開発に取り組むが、その対象として訪問看護事業とトータルサービス事業の2分野で、M&A(企業の合併や買収)を検討していく方針を示した。

 11月11日に、東京・大手町で開催した2020年3月期の中間決算説明会で、高橋靖宏社長=写真=が述べた。中間決算の連結業績は、売上高450億1千万円(対前年同期比4・5%増)、営業利益18億1200万円(同26・9%減)、経常利益16億8100万円(同27・5%)。

高橋社長 増収減益となったが、その要因として「先行投資」を挙げた。主力事業のデイサービスで「顧客数は増加しているものの、対前年比の増加率は低下傾向にある」と分析し、また介護報酬の「マイナス改定」の影響で、デイサービスの1時間当たりの収入は減少傾向にある。

 これを補い、さらに成長戦略を描くために今後、「介護保険制度の周辺事業」に力を入れる。これが既に「先行投資」をしている新規事業開発で、具体的にはフードサービス事業・トータルサポート事業・訪問看護事業・物販事業の4分野を設定している。

 このうち、トータルサポート事業では既存の顧客への付加サービスと、タイアップ企業の拡大に努めるが、今後はM&Aによる事業拡大も模索する。同様に訪問看護事業も、今期末までに新たに10ヶ所開設するが、この分野でもM&Aによる拡大を検討する。

◇─[後記]───────────

 同社は今期から、創業家出身の津久井宏前社長が会長に退き新規事業を、高橋社長が既存の事業と、役割を分担して「新たな収益構造」の構築に取り組んでいます。この中でも今回、「M&A」が事業計画の中に盛り込まれていることに、弊紙は注目しました。

 近年、介護業界ではM&Aが盛んに行われています。大手事業者が取り組む場合は、コア事業との親和性を図りつつ、主力の収益アップを主目的としているケースがほとんどですが、同社の場合はどちらかと言えば「第2の事業の柱」を目指している感じを受けます。

 いずれにせよ、同社がどのような「介護保険制度の周辺事業」に取り組み収益を挙げていくのか、注目していきたいと思います。

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