*「最適な介護」を実現するための情報紙*
_/_/_/_/_/日本介護新聞ビジネス版_/_/_/_/_/
*****令和元年10月31日(木)第131号*****

◆◇◆◆◆─────────────
東京都とファミマ、共同でフレイル予防情報を発信
─────────────◆◇◇◆◆

 東京都は、コンビニ大手のファミリーマートと共同で「フレイル(加齢により心身が老い衰えた状態)予防に役立つ情報発信」を10月29日に開始したが、その一環として11月25日まで「1品で栄養バランスが整ったお弁当の販売」を、都内約2400店で販売している。

 具体的には、10食品群【注1】のうち7食品群が揃った「ビビンバ丼」をファミリーマートが開発し、販売している=写真上。同社では「主食・主菜・副菜が1品で揃うので栄養バランスもよく、混ぜることで食べやすいおすすめメニュー」と説明している。

ファミマ「ビビンバ丼」 「ビビンバ丼」の販売のほかには11月11日まで、フレイルの周知を目的としたリーフレットを都内のファミマ店舗で配布し、ポスターを掲示する。フレイルの基礎知識や予防のための食事の工夫点、メニューの組み合わせ方法などをコンパクトにまとめたもの。

 同様に11月11日まで、店内にある20商品を対象に、フレイル予防に役立つたんぱく質やビタミン類等の栄養素をとることができる「10食品群」が、その商品にいくつ含まれているか等を表示した価格カードを、弁当や総菜コーナーの商品棚に掲出する=写真下

 同社では「商品に含まれる食品が一目でわかるので、食べていない食品が使われているメニューを選んだり、組み合わせたりする際の参考になる」と述べている。東京都は「フレイルを予防し、いつまでも健康でいきいきと生活するためには、栄養バランスが大切だ」

 「バランスの良い食事を心がけ、低栄養を防ぐことが重要だ。高齢化の進展に伴い、コンビニなどで販売されている弁当や総菜を利用する一人暮らしの高齢者も増えている。弁当などを利用する場合も、多様な食品が含まれる商品を選ぶことがポイントだ」

 「これにより、フレイルの原因となる低栄養を防ぐことができる。そこで東京都では、食を通じた健康づくりに取り組んでいるファミリーマートと共同し、フレイル予防のための食生活【注2】に関する情報発信を行うことにした」等と説明している。

 【注1】10食品群=肉、魚介類、卵、牛乳・乳製品、大豆・大豆製品、緑黄色野菜、海藻類、果物、いも、油脂のこと。これらの食品群をまんべんなく食べることで、フレイル予防に役立つたんぱく質やビタミン類等の栄養素をとることができる。

 【注2】フレイル予防のための食生活=栄養素の偏りを少なくするために、栄養バランスの良い食事を心がけることが重要。とくに低栄養状態を防ぐためには、たんぱく質を多く含む食品(肉、魚介類、卵、大豆・大豆製品)を毎食とることが大切。

◇─[後記]───────────

 本日、一部のテレビニュース番組で、記事中にある「ビビンバ丼」を食べる小池百合子都知事の様子が放映されていました。これは東京都が「国の施策を待っているのではなく、東京都は独自でフレイル対策に取り組んでいく」との姿勢を示したものと受け取れます。

 今回は「情報発信」自体は約2週間で、「ビビンバ丼」の販売期間は約1ヶ月です。これは、今回の「情報発信」が一過性のものではなく、終了後に効果を検証した上で「次の一手」を打つことを示唆していると思われます。

 今回の取り組みは「フレイル予防とその対策」が、国の施策を待つまでもなく、自治体が民間事業者と組んで、または民間事業者が独自に取り組んでいく契機になるのではないか──そんな予感がします。

─────────────────

 ◆日本介護新聞「ビジネ版」バックナンバー
・PC/スマートフォン版=http://nippon-kaigo-b.blog.jp/
・携帯版=http://nippon-kaigo-b.m.blog.jp/
◎購読申し込み(「まぐまぐ」サイト)=https://www.mag2.com/m/0001687235.html
 ◆日本介護新聞・本紙(エンドユーザ─版)バックナンバー
・PC/スマートフォン版=http://nippon-kaigo.blog.jp/
・携帯版=http://nippon-kaigo.m.blog.jp/
◎購読申し込み(「まぐまぐ」サイト)=https://www.mag2.com/m/0001677525.html
 ◆公式ホームページ=http://n-kaigo.wixsite.com/kaigo
 ◆ビジネス電子版=http://n-kaigo.wixsite.com/kaigo/blog

(C)2019 日本介護新聞