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*****令和元年10月23日(水)第125号*****

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特定介護カンボジア、技能試験の合格率6・6%
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 厚生労働省は10月18日、特定技能の介護職(以下「特定介護」)の海外試験で、9月に実施したフィリピン(6回目)とカンボジア(初)の試験結果を公表したが、このうちカンボジアの技能評価試験の合格率が、わずか6・6%(受験91人・合格6人)だった=表

カンボジア試験結果 同様に日本語評価試験も25・5%(受験94人・合格24人)と「低調」な結果に終わった。一方フィリピンも、技能評価試験の合格率が43・2%、日本語評価試験が43・4%と、こちらも「上昇」機運が見られなかった。

 特定介護の海外試験は、今週末から今月末にかけてフィリピン(マニラ・セブ・ダバオ)、インドネシア(ジャカルタ)、ネパール(カトマンズ)、カンボジア(プノンペン)で相次いで開催され、さらに初の日本国内試験(東京・大阪)も実施される。

 これまで海外試験が実施された、フィリピン(6回)とカンボジア(1回)の、2科目の合格率の推移は次の通り。

 ◆フィリピン
 【介護技能試験の合格率】
 □第1回目(4月実施)=83・2%
 □第2回目(5月実施)=41・7%
 □第3回目(6月実施)=38・3%
 □第4回目(7月実施)=39・2%
 □第5回目(8月実施)=41・7%
 ■第6回目(9月実施)=43・2%

 【介護日本語試験の合格率】
 □第1回目(4月実施)=85・8%
 □第2回目(5月実施)=36・0%
 □第3回目(6月実施)=24・3%
 □第4回目(7月実施)=45・5%
 □第5回目(8月実施)=52・7%
 ■第6回目(9月実施)=43・4%

 ◆カンボジア
 【介護技能試験の合格率】
 ■第1回目(9月実施)=6・6%

 【介護日本語試験の合格率】
 ■第1回目(9月実施)=25・5%

◇─[後記]───────────

 過去の試験合格率をみれば一目瞭然だと思いますが、フィリピンでの試験は2科目ともほぼ4割前後を「低迷」しています。これに輪をかけるように「低迷」したのがカンボジアの試験結果です。

 このような結果が続けば「そもそも特定介護の試験は『落とすため』に実施するのか?」との疑問が浮かんできます。今後、特定介護は海外試験も国内試験も開催が「目白押し」となりますが、この様子では「低迷」傾向が続くことが見込まれます。

 あれだけ「強引」に国会で法案を成立させ、「大急ぎ」で今年4月1日に制度をスタートさせた「特定技能」は、いったい何のために創ったのか……? 政府の姿勢があらためて問われています。

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