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*****令和元年9月12日(木)第100号*****

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特定介護、ミャンマーでの試験「中止」
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 新たな在留資格・特定技能の介護職(以下「特定介護」)の海外試験で、ミャンマー最大の都市・ヤンゴンで、10月末から11月中旬にかけて開催が予定されていた3回の試験が「中止」になった。9月11日に、厚生労働省が発表した。

 ただしヤンゴンでの試験は「11月下旬から12月を目途に実施する予定」と述べている。特定介護の海外試験は、今年4月以降にフィリピン(マニラ)でほぼ毎月、計6回実施されてきた。またカンボジア(プノンペン)でも、今月初旬に初めて開催された。

 その後の実施計画について厚労省は7月19日、「10月と11月の試験日程」として、フィリピン(マニラ・セブ・ダバオ)、カンボジア・ネパール・モンゴルと、ミャンマー(中止)の5ヶ国で実施すると発表した。

 現時点ではミャンマー以外の4ヶ国での試験は開催される予定だが、厚労省は「試験日程は現時点の予定であり、今後変更される可能性がある」「テストの受験申込開始は9月末を予定していたが、10月中旬に変更となった。申込方法は、9月末に案内する」としている。

◇─[後記]───────────

 介護職の外国人材で、受け入れる側の日本で「1番人気」がベトナムですが、相変わらず海外試験の予定がありません。ミャンマーはベトナムに次ぐ「2番人気」ですが、こちらも試験が「中止」になったことで、特定介護の「行く末」が見通せない状況になっています。

 厚労省がミャンマーでの試験「中止」を発表した昨日・9月11日は、安倍晋三首相が内閣改造を行った日でもあります。安倍内閣は「外国人材の受入れは技能実習制度ではなく、特定技能に一本化する方針」だと、永田町界隈では言われています。

 「うわさ」の真偽がどうであれ介護事業者にとっては、まず技能実習生として受入れ、2号を修了(=実習3年を修了)した後に、継続して3号(実習4・5年目)を取得するか、特定技能1号へ移行するかの選択をする方法が、現状では「最善の策」と言えそうです。

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