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*****令和元年9月7日(土)第96号*****

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特定介護、海外試験の合格率が「依然低調」
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 新たな在留資格・特定技能の介護職(以下「特定介護」)の試験の合格率が、依然として低調だ。厚生労働省は9月6日に、フィリピンで8月に実施された試験の結果を公表したが合格率は、「技能試験」が41・7%、「日本語試験」が52・7%だった。

 現在、特定介護の試験は今年4月からフィリピンでのみ実施されており、これまで5回に渡って試験の合格率が公表されているが、「技能試験」は第1回目が約8割であったが、それ以降は全て40%前後を推移している。

 また「日本語試験」も、第1回目が8割以上だったが、それ以降は25%から50%前後に「低迷」している。それぞれの試験の、合格率の推移は次の通り。また受験者数も、第3回目以降は各試験ともに200人前後で推移している。

 【介護技能試験の合格率】
 ■第1回目(4月実施)=83・2%
 □第2回目(5月実施)=41・7%
 □第3回目(6月実施)=38・3%
 □第4回目(7月実施)=39・2%
 □第5回目(8月実施)=41・7%

 【介護日本語試験の合格率】
 ■第1回目(4月実施)=85・8%
 □第2回目(5月実施)=36・0%
 □第3回目(6月実施)=24・3%
 □第4回目(7月実施)=45・5%
 □第5回目(8月実施)=52・7%

 なお、特定介護の海外試験は、9月にフィリピンとカンボジアで実施され、10月・11月にはフィリピン・カンボジア・ネパール・ミャンマー・モンゴルで、それぞれ実施が計画されている。

◇─[後記]───────────

 各回の試験とも受験者は200人程度なので、合格率が40%なら合格者は約80人となります。また過去の試験で、2種類の試験の一方しか合格できずに再チャレンジした受験生もいると思われます。

 これを踏まえると1回の試験で、「2種類の試験とも合格した」という資格を得るのは、50~70人程度ではないかと弊紙では推測します。過去にフィリピンでの試験は5回実施されているので、これまでに「2種類の試験とも合格した」のは、およそ250~350人。

 さらにこの方々が「特定介護」の在留資格を得るには、別途実施される「国際交流基金日本語基礎テスト」に合格するか、日本語能力試験N4以上であることが求められます。仮にこの関門を8割の人が突破していると考えると、200~280人。

 つまり、現在「特定介護」の在留資格を取得しているのは200人程度ではないか、また1回の試験でこれに上積みできるのは40人程度ではないか、と弊紙では予測しています。「このような資格取得レベルで良いのか」……真剣な議論を要する時機に来ていると思います。

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