*「最適な介護」を実現するための情報紙*
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*****令和元年7月1日(月)第50号*****

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千葉県、介護職外国人材の「支援センター」開設
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 県内の介護人材不足対策のため、千葉県では森田健作知事がベトナムに赴いて、人材送り出しを要請するなど活発に活動しているが、これを受けて7月1日、来日した外国人材にワンストップで相談に応じる「千葉県外国人介護人材支援センター」を開設した。

 「センター」では、英語やベトナム語での対応が可能な外国人支援コーディネーターが、窓口・電話・メール・訪問等の手法で外国人材からの相談に対応するとともに、メンタルヘルスセミナーや交流会の開催も予定している。

 また、外国人材を受け入れる側の事業者を対象としたセミナーも開催する。千葉県が、千葉県社会福祉協議会に委託して設置した。外国人介護人材の支援を専門に行う「センター」の設置は、全国では岐阜県・愛媛県に次いで3番目で、関東では初めてとなる。

 千葉県では、2025年に介護人材が2万8千人不足すると予測しており、関係者は「現状でも人材不足の度合いは全国でトップクラス。『かなり深刻な状況』と認識している」という。これを受けて森田知事は今年3月、ベトナムを訪問した。

森田知事 森田知事は、ベトナム政府と介護分野をはじめとする人材の育成と受入れを推進するための「覚書」を締結した。また、ベトナムからの介護人材受入れ促進のため『千葉県留学生受入プログラム』に参加する現地日本語学校5校と、事業協定を結んだ。

 さらに森田知事は、同国のフック首相を表敬訪問し=写真、千葉県HPより=千葉県とベトナムの今後の交流促進について意見交換を行った。フック首相は、千葉県の取組を高く評価した上で「介護の人材育成での交流のほか、千葉県が得意な分野での交流も促進させたい」との要望も出された。

◇─[後記]───────────

 2年前の平成29年11月1日から、「介護技能実習制度」はスタートしました。ところがその後、いっこうに外国人材は来日しませんでした。最大の理由は「実習2年目移行時にN3を取得していること」とした日本語要件にありました。

 人材を送り出す側の諸外国は、ベトナムを筆頭にこの要件の緩和を強く求めましたが、日本政府があいまいな態度に終始したため、諸外国が人材を送り出す事業者に対して「許可」を出さなかった、という事情があります。

 結果的に日本政府が折れ、「2年目でN3の試験に合格できなくても、3年間は実習を継続できる」という内容にあらためました。まさに、日本政府に対する外交上の「不信感」が根本にありました。

 それに比べると、今回の森田知事が自ら問題解決に乗り出した「トップセールス」は、外国人材の獲得競争に勝つための「最善の策」と言えるでしょう。その証拠に本日、ちょうど来日していたフック首相は都内で森田知事と会いました。

 両者が抱き合う姿は、テレビニュースでも報じられています。フック首相は、森田知事がベトナムを訪れた際に約束した事項を実践するため、対策を講じていることに「信頼感」を持ったのでしょう。今後、外国人材の獲得は、各都道府県の「競争」になると思われます。

 今後とも弊紙をご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。

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