*「最適な介護」を実現するための情報紙*
_/_/_/_/_/日本介護新聞ビジネス版_/_/_/_/_/
*****令和元年5月24日(金)第23号*****

◆◇◆◆◆─────────────
ショートステイ「予約管理サービス」開始
─────────────◆◇◇◆◆

 ソラスト(東京都港区、藤河芳一社長)は、利用者へのサービス向上を目的に、6月より短期入所生活介護(ショートステイ)事業所で「予約管理サービス」を本格的に展開すると、5月21日に発表した。

 「予約管理サービス」は同社とインフォコムが共同で開発したもので、ケアマネジャーや「利用者のリクエストに応じた部屋割り」を自動で提案するプログラムで、次の2つの特長がある=下図はシステム全体のイメージ。インフォコムのプレスリリースより

 1、部屋割カレンダー自動作成機能=利用者の氏名と入退所日時を入力するだけで、部屋割カレンダーを自動で作成する。空室の状況を WEB上で公開し、予約手配を代行するケアマネジャーに向けて情報発信する。

 2、高稼働時の部屋割りの組替え機能=ショートステイでは、稼働率が上がって空室が少なくなると、ベッド位置の希望などにより予約を受け入れるために組換えが必要となる。その場合「組替えアルゴリズム」により、条件を満たす最も効率のよいパターンを自動で提案する。なお「組替えアルゴリズム」は特許出願中。
イメージ図

 これらの機能により、ケアマネジャーや利用者の家族は、突発的な場合でも事業所の空室状況を簡単に検索することができるようになり、事業所の担当者も大幅に業務の効率化を図ることができる。

 システムの開発に当たったインフォコムは「ショートステイの予約管理は一般的なホテルとは異なり、利用者の体調や必要とする介護のレベルに合わせた配慮(部屋割り)が必要で、とても難しいパズルのような作業となる。 そこで当社は、事業所の担当者から利用者に対して『どのような配慮が必要なのか?』を長い年月をかけ、何度も聞き取り調査を行った。結果的に大変細かな条件指定にも対応できるようになった」等とコメントしている。

◇─[後記]───────────

 これまで弊紙は、ソラストとインフォコムに関する記事を何度か取り上げてきましたが、両社が2015年に業務・資本提携をしていたことは、後で知りました。

 このように、システムを開発する側と利用する側のコミュニケーションが密に取れていると、介護業界の「お困りごと」が一つずつ解決されていく一つの好事例と言えると思います。

 なお将来的には、同システムでケアマネジャーや利用者家族の、WEB上での予約リクエストが可能となるそうです。

 今後とも弊紙をご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。
────────────────◇

 ◆日本介護新聞「ビジネス版」バックナンバー
・PC/スマートフォン版=http://nippon-kaigo-b.blog.jp/
・携帯版=http://nippon-kaigo-b.m.blog.jp/
◎購読申し込み(「まぐまぐ」サイト)=https://www.mag2.com/m/0001687235.html
 ◆日本介護新聞・本紙(エンドユーザ─版)バックナンバー
・PC/スマートフォン版=http://nippon-kaigo.blog.jp/
・携帯版=http://nippon-kaigo.m.blog.jp/
◎購読申し込み(「まぐまぐ」サイト)=https://www.mag2.com/m/0001677525.html
 ◆公式ホームページ=http://n-kaigo.wixsite.com/kaigo
 ◆ビジネス電子版=http://n-kaigo.wixsite.com/kaigo/blog

(C)2019 日本介護新聞