*「最適な介護」を実現するための情報紙*
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*****令和元年5月22日(水)第21号*****

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ユニマットRC、売上・利益とも過去最高
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 ユニマット リタイアメント・コミュニティ(東京都港区、中川清彦社長=写真)の売上と利益が過去最高となった。このうち利益の8割を占める介護事業は、主要4サービス(デイサービス、ショートステイ、グループホーム、有老・サ高住)の稼働率・入居率が全て向上し、好調な決算の結果に大きく貢献した。
中川社長
 5月22日に同社本社で開催した、2019年3月期決算説明会で明らかにした。介護事業は、売上高476億5千万円(前期比5・2%増)、営業利益51億8千百万円(同24・3%増)だった。

 同社は、ショートステイの事業所数が140と業界第1位で、売上高でも主要4サービスの中で、デイサービスとほぼ並んで第2位だったが、今回の決算で初めてデイを抜いてトップとなった。売上増の要因となった、各サービスの稼働率・入居率は、次の通り。

 ▽グループホーム=95・7%(前期93・4%で2・3ポイント増)
 ▽ショートステイ=87・3%(前期83・3%で4・0ポイント増)
 ▼有老・サ高住=87・6%(前期79・6%で8・0ポイント増)
 ▽デイサービス=64・4%(前期62・9%で1・5ポイント増)

 また同社は、昨年3月から今年3月までの1年間で、定期巡回・随時対応型訪問介護看護(以下「定期巡回」)サービス事業所を神奈川・東京で5ヶ所開設し、さらに今年6月に埼玉で、今年8月に東京で、それぞれ1ヶ所新設して、計7ヶ所とする計画を公表した。

 質疑応答で本紙は中川社長に、「定期巡回の新設は、実証段階を終えて戦略的段階に入ったのか」等と尋ねたが、中川社長は「まだ実証段階だ」と答えた。また有老・サ高住の入居率が8ポイント増となった要因について「ワンストップで当社のサービスをご利用頂くことに取り組んだ結果だ」等と説明した。

 本紙と中川社長の質疑応答の内容は、次の通り。

 ▽本紙=「定期巡回」は、この1年間の5ヶ所設置でもまだ実証段階なのか? 今年度の新設2ヶ所で「一度、打ち止めにしよう」ということもあるのか?

 ▼中川=「定期巡回」を展開した中で、色んなことがわかった。例えば「定期巡回」はデイ等の他のサービスと併用できることが、実は近隣のケアマネが知らずに、当社にお客様をご紹介して頂けなかった、という事実がわかった。

 ▼つまり「定期巡回」そのものを使ったことがないケアマネが多いということ。当社が「定期巡回」を開始したことで、その地域で初となった事例も多く、当社もケアマネもお互い勉強をしながらの運営となっている。現在はそのような段階にあると考えている。

 ▼ただ、地域で「定期巡回」の良さがわかれば、確実にケアマネからの紹介も増加する。そういう意味では「まだ実証中」だが、「打ち止め」はせずにどんどん展開していきたい。

 ▽有老・サ高住は、入居率が前期比で8ポイント向上したが、この要因は何か?

 ▼当社は「複合拠点」によるサービス実施が、大きな特長となっている。例えば有老の施設の1階にデイサービスがあったり、ショートステイがあったりする。これらのご利用者を有老の入居にまでご案内するルートが、これまでは残念ながら弱かった。

 ▼当社の既存のサービスをご利用者に十分に使って頂き「ワンストップで最後までお世話をする」という、当社でしかできないことをしっかりとやっていこうと強化した結果が「8ポイント向上」につながった。

◇─[後記]───────────

 今回の同社の決算発表で、弊紙が最も注目したのは「定期巡回」への取り組みです。数多くある介護サービスの中でも、「究極の在宅サービス」とも言えるほど手厚い反面、そのサービスの実施と事業展開には、様々な課題が指摘されています。

 好調な業績が、その挑戦意欲を支えているものと思われますが、それほど遠くない将来に「当社の『定期巡回』は実証段階を終え、ビジネスモデルを十分に確立できたので、これからは戦略的に展開していく段階へと入る」とのアナウンスをぜひ聞きたいと、弊紙は願っております。

 今後とも弊紙をご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。

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