*「最適な介護」を実現するための情報紙*
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*****平成31年4月24日(水)第9号*****

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ソラスト、ベトナム実習生12名受入れ
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 介護事業大手のソラスト(東京都港区、藤河芳一社長)は4月24日、「ベトナムから12名の介護技能実習生を1期生として受け入れた」と発表した=写真・来日前の様子、ソラスト提供。今後は約2ヶ月間の社内研修を経て、6月下旬に首都圏6ヶ所のグループホームに正式配属される。
ソラストベトナム実習生

 12名の内訳は、20代前半の女性9名・男性3名で全員、介護の仕事に就くことに加え、来日も初となる。年齢は21~24歳。学歴は大学卒5名、短大卒6名、専門学校卒業1名。「おじいさんやおばあさんが元気になってもらえるように手助けしたい」と語っている。

 実習生は母国で約12ヶ月間の日本語学習と、看護や医療を専門とした教育課程を修了し、技能実習制度が定める日本語能力(来日時N4以上)や業務従事経験などの要件を満たしている。その後今年3月に来日し、監理団体による入国後講習を経て本日同社に入社した。

 同社は「当社が契約する監理団体は、ベトナム人の技能実習生の受け入れ実績が豊富で信頼できる団体を選定している。また当該団体は、現在指摘されている、技能実習生からの費用徴収(=保証金)などを一切行っていないことも確認している」と述べている。

◇─[後記]───────────

 外国人材の介護職への受入れには賛否があり、様々な指摘があります。その中で弊紙は、これまで技能実習制度を取材してきた経験から現在、一つの仮説を立てています。それは「外国人材が定着する事業者・事業所は、日本人の介護人材の定着率も高い」。

 技能実習制度が批判を受ける理由の一つに、記事中にでてくる「保証金」制度があります。これにより「手足を縛られた」実習生は、事業者が課す違法な労働環境や勤務時間、給与条件に耐え切れず、失踪する……というもので、同社は完全にこれを否定しています。

 また同社は今回、マスコミに対して5月以降に、配属先の現場取材などにも応じる姿勢を表明しています。介護職以外で、わが国の名だたる大企業がこの制度で違法行為を繰り返したニュースが何度も報じられる中、同社の姿勢は制度の在り方に一石を投じそうです。

 当然のことながら弊紙もこれに応じて「現場」を取材し、実習生やそれを受け入れている日本人スタッフの「生の声」を本紙でご紹介いたします。

 今後とも弊紙をご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。

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