日本介護新聞ビジネス版バックナンバー

 「日本介護新聞」は、平成28年12月1日に「まぐまぐ」より配信を開始し、専門的なニュースも一般の方向けに可能な限りわかりやすく解説して参りました。一方で読者の中には介護事業者も多数おられるため、平成31年4月8日より「ビジネス版」を創刊することにいたしました。ここではバックナンバーを掲載しておりますので、ぜひご覧下さい。もしよろしければ、下記のサイト(=「まぐまぐ」日本介護新聞ビジネス版)から、購読のご登録を頂ければ幸いです。どうかよろしくお願いいたします。https://www.mag2.com/m/0001687235.html

*「最適な介護」を実現するための情報紙*
_/_/_/_/_/日本介護新聞ビジネス版_/_/_/_/
*****令和3年11月4日(木)第617号*****

◆◇◆◆◆─────────────
全国老施協、厚労省に補正予算を財源とした「コロナ慰労金の支給」を求める
─────────────◆◇◇◆◆

 衆議院選挙も終わり、今後は岸田内閣の新たな政策が具体的に動き出すが、直近ではコロナ対策を柱とした補正予算の編成が予定されている。これを踏まえて、全国老人福祉施設協議会(全国老施協・平石朗会長)は、厚労省に「コロナ慰労金の支給」を求めた。

全国老施協・コロナ慰労金支給を要請 11月2日に全国老施協の、そのだ修光常任理事(参議院議員)が、厚労省の土生栄二老健局長に直接「要望書」=画像・全国老施協HPより。黄色のラインマーカーは、弊紙による加工=を手渡した。この中では補正予算を中心に、今後の施策に盛り込む事項について、次の5項目を要請した。

 ■1.高齢者福祉・介護従事者に対する「コロナ慰労金の支給」を

 □2.地域医療介護総合確保基金によって措置される予定の「コロナ対策かかり増し補助」を使いやすく

 □3.介護現場を支援する「予算」措置の改善・拡充を

 □4.施設内療養を減らして頂くとともに、家族の家庭内療養などのために濃厚接触者となった介護職員の、自宅待機期間の短縮を

 □5.介護職員給与の公定化は、真に人材確保の効果が上がるものに

 この中の「1」について「要望書」では「新型コロナウイルス感染症の予防や、拡大防止のために尽力している介護・医療現場の職員に対しては、令和2年度第1次補正予算により慰労金(20万円又は5万円)が支給された」

 「しかし、現在医療機関では患者の入院もままならないほどの病床ひっ迫状況にあり、介護施設でも患者となった利用者に対し、施設内療養をせざるを得ない状況となり、職員の心身のストレスも限界状況にきている」

 「このような状況を乗り切っていくためには、個々の職員の献身的な努力に頼らざるを得ない面が強まってきており、医療従事者とともに高齢者福祉・介護従事者に対しても『慰労金の支給』をして頂くようお願いしたい」等と述べている。

 関係者によると「要望書」を受領した、厚労省の土生局長は「いずれも現場の貴重な要望や意見であって、重要なものばかりであり、真摯に受け止めたい」等と述べたという。

◇─[後記]───────────

 岸田首相は、介護職員の給与となる公的価格を「抜本的に見直す」方向性を示しており、その一連の動きは弊紙でも何度か報じてきましたが、その内容が示されるのは年末頃で、その結論が現実に反映されるのは、来年以降になります。

 それに先んじて早急に対策が必要な、介護業界にとっての最重要課題は「第6波」への備えです。これまで継続的に強いられてきたコロナ対策で、介護現場の疲労度は図り知れないものがあります。

 そのような、これまでの現場の努力にわずかでも報いるため、また「第6波」に備えるためにも、全国老施協が要請した「コロナ慰労金の支給」は妥当であり、政府には最優先で検討し、できるだけ早期に実現してもらいたいと思います。

────────────────◇

 ◆日本介護新聞「ビジネス版」バックナンバー
・PC/スマートフォン版=http://nippon-kaigo-b.blog.jp/
◎購読申し込み(「まぐまぐ」サイト)=https://www.mag2.com/m/0001687235.html
 ◆日本介護新聞・本紙(エンドユーザ─版)バックナンバー
・PC/スマートフォン版=http://nippon-kaigo.blog.jp/
◎購読申し込み(「まぐまぐ」サイト)=https://www.mag2.com/m/0001677525.html
 ◆ホームページ=http://n-kaigo.wixsite.com/kaigo
 ◆Twitter=https://twitter.com/Nippon_Kaigo
 ◆Facebook=https://www.facebook.com/nipponkaigo/

(C)2021 日本介護新聞

*「最適な介護」を実現するための情報紙*
_/_/_/_/_/日本介護新聞ビジネス版_/_/_/_/
*****令和3年11月2日(火)第616号*****

◆◇◆◆◆─────────────
厚労省・コロナワクチン3回目接種の開始予定「ファイザーは12月1日、モデルナは2月」
─────────────◆◇◇◆◆

 新型コロナワクチンの3回目接種について、厚生労働省は10月20日、自治体に「12月1日に接種を開始するため、今年3~4月に2回目接種の完了者に対し、11月22日を目途に接種券が届くよう準備を進める必要がある」と要請していた(弊紙10月26日号で既報)。

 その後10 月28日に厚労省は、有識者会議(厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会)を開催し、3回目接種の内容について審議したが、これを踏まえて10月29日に、自治体に対して「今後のスケジュール」を示した。

 ただし最終的な決定と、その内容の自治体への通知については、次に有識者会議が開かれる「11月中旬」とした。10月28日に開催された有識者会議では、次の3点について出席者からおおむね了承を得た。

 ■1.(3回目の)追加接種は必要であり、現時点では2回目の接種を完了してから概ね8ヶ月以上後から行うこととしつつ、今後の更なる科学的知見を踏まえ、必要に応じて適宜見直すこと。

 ■2.追加接種の対象者については、2回接種完了者全てに対して追加接種の機会を提供することが現実的であること。その上で、国内外で得られるワクチンの効果等を踏まえ、特に接種することが望ましい者について検討を進め、国民へ広報等を行うこと。

 ■3.追加接種に使用するワクチンについては、1回目・2回目に用いたワクチンの種類にかかわらず、mRNAワクチン(ファイザー社ワクチン、またはモデルナ社ワクチン)を用いることが考えられるが、引き続き科学的知見を収集し、検討を行うこと。

 【モデルナ社ワクチンの3回目接種については、12月下旬以降に決定・来年2月開始】

3回目接種・今後のスケジュール またこの内容を踏まえ厚労省は10月28日、自治体に対して「今後のスケジュール」=画像・厚労省HPより。黄色と緑色のラインマーカーは、弊紙による加工=を示して「現時点で想定されるスケジュールは以下の通り。分科会での審議も踏まえ、円滑な接種の実施のため、引き続き接種体制の構築をお願いする」と要請した。

 ▼11月中旬=ファイザー社ワクチンの追加接種について、対象者等を定める省令改正等を厚生科学審議会で決定し、自治体に対して説明会を開催する。

 ▼11月中旬~下旬=市町村から、接種券(予診票と一体型)の送付を順次開始する。また自治体に対し、12月・1月接種分として、ファイザー社ワクチン約412万回を配分する。以後は順次、必要量を配分する。

 ▼12月1日=市町村において、順次ファイザー社ワクチンによる追加接種を開始する。

 ▼12月下旬以降=モデルナ社ワクチンの追加接種について、厚生科学審議会で決定する。

 ▼来年1月=自治体等に対し、モデルナ社ワクチンの配分を開始する。以降は順次、必要量を配分する。

 ▼来年2月=モデルナ社ワクチンによる追加接種を開始する。

◇─[後記]───────────

 政府の発表によれば全国の高齢者で、2回目接種を完了した人で、ファイザー社ワクチンを使用した最も早い事例は5月3日、モデルナ社ワクチンの最速事例は6月21日です。このため「8ヶ月以上後」は、それぞれ来年1月と2月になります。

 この点から、上記のスケジュールは妥当だと思われますが、厚労省は自治体に対して「コロナワクチンと、インフルエンザワクチンの打ち間違いに注意」を喚起する通達も出しています(昨日付け弊紙で既報)。

 上記の「3」では、いわゆる「交差接種」が検討されていますが、仮に認められるとしたら、医療現場でインフルエンザワクチン等の、他のワクチンとの「打ち間違い」が起きぬよう、十分な接種体制を構築してもらいたいと思います。

────────────────◇

 ◆日本介護新聞「ビジネス版」バックナンバー
・PC/スマートフォン版=http://nippon-kaigo-b.blog.jp/
◎購読申し込み(「まぐまぐ」サイト)=https://www.mag2.com/m/0001687235.html
 ◆日本介護新聞・本紙(エンドユーザ─版)バックナンバー
・PC/スマートフォン版=http://nippon-kaigo.blog.jp/
◎購読申し込み(「まぐまぐ」サイト)=https://www.mag2.com/m/0001677525.html
 ◆ホームページ=http://n-kaigo.wixsite.com/kaigo
 ◆Twitter=https://twitter.com/Nippon_Kaigo
 ◆Facebook=https://www.facebook.com/nipponkaigo/

(C)2021 日本介護新聞

*「最適な介護」を実現するための情報紙*
_/_/_/_/_/日本介護新聞ビジネス版_/_/_/_/
*****令和3年11月1日(月)第615号*****

◆◇◆◆◆─────────────
厚労省「ワクチンの打ち間違いは、重大な健康被害につながる恐れが……」と注意を喚起
─────────────◆◇◇◆◆

ワクチン接種の注意 新型コロナのワクチン接種が進んでいる中、季節的にインフルエンザ等の他のワクチン接種と重なる時期に入っているが、これらの予防接種の「打ち間違い」がないよう、厚生労働省が改めて注意を呼び掛けている=画像・厚労省通達文書より。黄色のラインマーカーは、弊紙による加工

 10月29日に、厚労省が都道府県等に対して「新型コロナ予防接種の間違いの防止について」と題した文書を発出した。厚労省は、都道府県等から「重大な健康被害につながるおそれのある『打ち間違い』として報告された事例がある」

 「このうち、他のワクチンを受けにきた者に対して、誤って新型コロナワクチンを接種したものについて、実際に予防接種に携わった方(=医師等)に対して、間違いが起こった要因や再発防止策等をヒアリングし、具体的な留意点をまとめた」等と述べている。

 【「打ち間違い」の件数は、10万回当たり約1回程度とごく少数だが……】

 厚労省によると、全国の新型コロナワクチンの総接種回数は、9月末時点で1億6,373万8,220回で、このうち自治体から「打ち間違い」として報告された件数が1,805件と、10万回当たりでわずか1.102回にすぎない。

 しかし今後、インフルエンザワクチンを接種する人が増加することも見込み「打ち間違いは、重大な健康被害につながるおそれがある」として、自治体等に改めて注意を喚起した。厚労省がヒアリングをした結果「打ち間違い」の背景として次の4点を挙げている。

 同じ時間帯に、新型コロナワクチンと他のワクチンの予約を(医療機関が)受け付けており、物理的に患者が混在していた。

 (医師等の)接種者の手が届く範囲に、複数の異なる種類のワクチンが置かれていた。

 (医療機関での)新型コロナワクチンの接種回数が多く、新型コロナワクチンの接種に慣れてしまっていた(=無意識、惰性で打ってしまった)。

 (医師等の)接種者は、接種直前に接種するワクチン名を確認していなかった。

 これらを受け、厚労省では「打ち間違い」対策として、次の3点を挙げている。

 ■1.可能な限り、新型コロナワクチンと他のワクチンを接種する曜日や時間帯を
分ける。曜日や時間帯を分けることが困難な場合は、特に次の「2」「3」に留意する。

 ■2.1つのトレイに1種類(可能な限り、1トレイに1人分)のワクチンを準備することとし、診察室内において、接種者の手が届く範囲に異なる種類のワクチンを置かない。

 ■3.接種直前は(医師等の接種者は)一呼吸おき、接種者と被接種者とで、接種するワクチン名を声に出して確認する。

◇─[後記]───────────

 「打ち間違い」の背景として、医師等が「新型コロナワクチンの接種に慣れてしまっていて、無意識・惰性で打ってしまった」との理由には驚かされますが、やはり人間が人間に接種する限り、ヒューマンエラー(人為的ミス)は避けられないでしょう。

 そうなると接種を受ける側も、ヒューマンエラーを防ぐために「協力」が求められるのかも知れません。特にコロナワクチンを打ち終えた高齢者は今後、インフルエンザワクチンを打たれる方も多数いると思われます。

 また、年明け以降は3回目のワクチン接種も始まりますので、この点では介護サービス事業者側にも、様々な留意が求められる場面が出てくると推測されます。

────────────────◇

 ◆日本介護新聞「ビジネス版」バックナンバー
・PC/スマートフォン版=http://nippon-kaigo-b.blog.jp/
◎購読申し込み(「まぐまぐ」サイト)=https://www.mag2.com/m/0001687235.html
 ◆日本介護新聞・本紙(エンドユーザ─版)バックナンバー
・PC/スマートフォン版=http://nippon-kaigo.blog.jp/
◎購読申し込み(「まぐまぐ」サイト)=https://www.mag2.com/m/0001677525.html
 ◆ホームページ=http://n-kaigo.wixsite.com/kaigo
 ◆Twitter=https://twitter.com/Nippon_Kaigo
 ◆Facebook=https://www.facebook.com/nipponkaigo/

(C)2021 日本介護新聞

*「最適な介護」を実現するための情報紙*
_/_/_/_/_/日本介護新聞ビジネス版_/_/_/_/
*****令和3年10月28日(木)第614号*****

◆◇◆◆◆─────────────
「第6波」の高齢者施設の感染対策、「退院患者の受け入れ」「入所継続」等の支援を依頼
─────────────◆◇◇◆◆

 政府は、今後予想される「第6波」に備えるため「『第5波』の時より、感染力が2倍になっても対応できるように、コロナ患者を受け入れる病床を1.2倍にする」等を医療機関や自治体に求めているが、高齢者施設にも「第5波」の時と同様の対応を求めている。

「第6波」高齢者施設への対応依頼 厚生労働省が10月25日に、都道府県等に対して事務連絡文書を発出した=画像・厚労省の発出文書より。黄色のラインマーカーは、弊紙による加工。具体的には今後、感染拡大により病床がひっ迫した場合を想定して高齢者施設が、次の2点を円滑に実施できるよう、都道府県等に支援を依頼している。

 ■1.感染拡大に伴い、入院患者が増加した場合の対応として、高齢者施設に対して退院患者の受入についての考慮をお願いする。

 ■2.高齢者施設内で感染者が発生した場合に、やむを得ず施設等での入所を継続するようなケースに至った場合でも、感染者に対しても適切に健康観察・診療が行われ、治療が提供されるような体制となるよう、対応をお願いする。

 【施設系サービスが、感染拡大時にも必要なサービス提供が継続できる支援を要請】

 さらに、施設系サービス(特養、老健、介護医療院、認知症グループホーム、養護老人ホーム、軽費老人ホーム、有料老人ホーム、サ高住、短期入所生活介護事業所等)が、感染拡大時にもサービス提供が継続できる支援を、都道府県等に対して求めている。

 具体的には「感染症発生時に備えて、感染防護具の着用、ゾーニング等の感染管理、職員の確保等について、事前にシミュレーションを実施することが重要である」とし、都道府県等に対して個別施設への訪問による研修、助言等の実施の検討を求めている。

◇─[後記]───────────

 地域に根差した施設運営をしている介護事業所では、上記の「1」「2」は検討に値する事項だと思われますが、一方で「1」について、特養に尋ねたところ「新型コロナ療養者の受け入れは8割以上が『予定なし』」

 「実際に、新型コロナ療養者を受け入れても8割近くが『補助金は受給していない』」との調査結果が出ています(弊紙10月20日号で既報)。厚労省はまず、これらの「原因」を精査してから、都道府県に対して実施策を要請してもらいたいと思います。

────────────────◇

 ◆日本介護新聞「ビジネス版」バックナンバー
・PC/スマートフォン版=http://nippon-kaigo-b.blog.jp/
◎購読申し込み(「まぐまぐ」サイト)=https://www.mag2.com/m/0001687235.html
 ◆日本介護新聞・本紙(エンドユーザ─版)バックナンバー
・PC/スマートフォン版=http://nippon-kaigo.blog.jp/
◎購読申し込み(「まぐまぐ」サイト)=https://www.mag2.com/m/0001677525.html
 ◆ホームページ=http://n-kaigo.wixsite.com/kaigo
 ◆Twitter=https://twitter.com/Nippon_Kaigo
 ◆Facebook=https://www.facebook.com/nipponkaigo/

(C)2021 日本介護新聞

*「最適な介護」を実現するための情報紙*
_/_/_/_/_/日本介護新聞ビジネス版_/_/_/_/
*****令和3年10月27日(水)第613号*****

◆◇◆◆◆─────────────
ワクチン2回目接種終了者・高齢者90%・全国民70%、後藤大臣「他国に例を見ない速さ」
─────────────◆◇◇◆◆

 政府の発表によると、昨日(10月26日)時点で、新型コロナワクチンの2回目の接種を終了した人が、65歳以上の高齢者で全体の90.4%、高齢者を含む全国民で70.1%に達した。1回目のみの終了者は、高齢者が91.4%、全国民で76.7%となっている。

10月12日後藤大臣会見 この状況を受けて、後藤茂之厚生労働大臣は、10月26日に開催された記者会見=写真は10月12日の記者会見の様子。厚労省HPより=で「他国に例を見ないスピードで接種が進んでいる」と述べ、ワクチン接種の推進に取り組んでいる自治体や医療関係者に謝意を述べた。

 【「希望者全員への接種完了」の判断は「予約の入り方等をみながら、判断していく」】

 一方で政府は、これまで「11月までに、希望者全員への2回目接種の完了」を目標として掲げてきたが、会見で記者から、この具体的な判断基準について問われた後藤大臣は「数値目標をはっきりとお示ししているわけではない」

 「自治体の接種の状況だとか、予約状況の入り方等をよく見ながら、判断をしていくということになる」と回答するに止め、具体的な基準は示さなかった。これらの点に関する記者会見での、記者と後藤大臣のやり取りの内容は、次の通り。

 ▽記者=ワクチンの接種率についてお伺いしたい。10月25日時点での(全国民の2回目接種修了者の)接種率は69.6%となって7割が目前となっているが「7割達成」の意義について、大臣はどのように考えているのか?

 また政府は「11月までに、希望者全員への接種完了」を目指していると思うが、何を持って「希望者全員への接種完了」という節目と捉えるのか? 最終的に目指す具体的な接種率について、どう考えているのか?

 ▼後藤大臣=2回接種を終えた方の、全人口への割合は(記者会見の発表時点で)69.6%で、本日か明日か、公表値で7割を超えるのではないかと考えている。他国に例を見ないスピードで接種が進んでいる。自治体や医療関係者の皆様に、大変感謝を申し上げます。

 政府としては「希望する全ての国民が、2回のワクチン接種が終えられる」ように、対象となる12歳以上の人口の約9割が2回接種できる量のワクチンを配送したが、自治体の取り組みの好事例に関する情報提供等も行っている。

 引き続き自治体の状況をよく見ながら、自治体の取り組みの支援、必要なワクチンの供給、そうしたことに努めてまいりたいと思っている。ただし、数値目標をはっきりとお示ししているわけではない。

 希望者に納得していただいて打っていただくということであって、そういう意味で「希望者全員への接種が終わった」かどうか、そのことについては自治体の接種の状況だとか、予約状況の入り方等をよく見ながら、判断をしていくということになる。

 ※【お詫びと訂正】

 弊紙10月21日号(609号)と、10月25日号(611号)の「後記」で「厚労省は自治体や医療機関に対し、今後の『第6波』に備えて、今回の『第5波』の2倍程度の病床の確保を求めている」と書きましたが、実際は「1.2倍程度」の誤りでした。

 この部分は正確には「政府が、今後の感染拡大対策として示した全体像の骨格で『第5波』を教訓とし、今後予想される『第6波』で、感染力が2倍になっても対応できるように、コロナ患者を受け入れる病床を1.2倍にするように求めている」との意味でした。

 この部分を記事にする際に「1.2倍」と書くべきところを「2倍」と記してしまい、事後のチェックで見落としていたため、誤った数字を掲載してしまいました。今後、このようなミスが起きないように万全の注意を払うとともに、読者の皆様にお詫び申し上げます。

◇─[後記]───────────

 ワクチンの2回目の接種を「高齢者90%・全国民70%」が終えたことは、後藤大臣が指摘している通り世界に対して誇れる実績だと思われます。ただし「希望者全員への接種完了」についての判断基準の回答には、弊紙では疑問を感じます。

 例えば、高齢者で自宅で寝たきりの状態の方が、本当に自らの健康状態等を考慮して「希望を出していない」のか、それとも「どうせ自治体では、自宅にまでワクチンを打ちに来てくれないだろうから、諦めている」のか……。

 政府が「希望者全員への、接種が完了した」と発表する際は、この点を必ず自治体に対して確認するように要請してもらいたいと思います。まだ1回目の接種も終えていない高齢者(8.6%)に接種希望者がいれば、それは政府の責任で対応策を考慮すべきです。

────────────────◇

 ◆日本介護新聞「ビジネス版」バックナンバー
・PC/スマートフォン版=http://nippon-kaigo-b.blog.jp/
◎購読申し込み(「まぐまぐ」サイト)=https://www.mag2.com/m/0001687235.html
 ◆日本介護新聞・本紙(エンドユーザ─版)バックナンバー
・PC/スマートフォン版=http://nippon-kaigo.blog.jp/
◎購読申し込み(「まぐまぐ」サイト)=https://www.mag2.com/m/0001677525.html
 ◆ホームページ=http://n-kaigo.wixsite.com/kaigo
 ◆Twitter=https://twitter.com/Nippon_Kaigo
 ◆Facebook=https://www.facebook.com/nipponkaigo/

(C)2021 日本介護新聞

↑このページのトップヘ