日本介護新聞ビジネス版バックナンバー

 「日本介護新聞」は、平成28年12月1日に「まぐまぐ」より配信を開始し、専門的なニュースも一般の方向けに可能な限りわかりやすく解説して参りました。一方で読者の中には介護事業者も多数おられるため、平成31年4月8日より「ビジネス版」を創刊することにいたしました。ここではバックナンバーを掲載しておりますので、ぜひご覧下さい。もしよろしければ、下記のサイト(=「まぐまぐ」日本介護新聞ビジネス版)から、購読のご登録を頂ければ幸いです。どうかよろしくお願いいたします。https://www.mag2.com/m/0001687235.html

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*****令和2年7月10日(金)第301号*****

◆◇◆◆◆─────────────
厚労省・新型コロナ慰労金、支給対象期間は「6月30日が終期」
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 介護職員を対象とした「新型コロナ慰労金」で、支給の「対象者」と「支給額」を決定する「終期」は、「6月30日」であることがわかった。厚生労働省が7月8日に「慰労金」の解釈に関する「Q&A」を公表し、この中で指摘した。

 この中の質問事項で「10月に感染者が発生した場合(感染者のサービスに当たった)職員は『20万円支給』の対象となるのか? 仮にそうだとすると、最初に『5万円』を支払い、その後『15万円』を追加で払うのか?」との項目が設けられた。

新型コロナ慰労金Q&A これに対しては「『終期』は6月30日となり、その時点の状況で『対象者』と『支給額』が決定となる」と回答している=画像。このため、7月1日以降に介護事業所で、新型コロナの新たな感染者が発生しても「15万円の追加支給」(=合計で20万円支給)にはならない。

 厚労省が公表した「Q&A」で、「対象者」「対象期間」「支給額」に関する、主な質問事項とその回答は、次の通り。

 ■「対象者」の範囲について

 ▽Q=(20万円の支給対象者)「感染症患者または濃厚接触者」の、終期はいつまでとなりますか? 入院措置等の解除日までとなりますか? また、濃厚接触者の終期については、どのように整理すればいいでしょうか?

 ▼A=感染症患者の終期は、当該患者が退院基準、宿泊療養・自宅療養の解除基準を満たす等により、感染の疑いがないと判断された時となります。

 ▼濃厚接触者の終期は、基本的には最終曝露日から14日間の健康観察期間が終わった時ですが、濃厚接触者かどうかを確認した結果、濃厚接触者であると確認できない場合は「濃厚接触者ではない」として取り扱ってください。

 ▽Q=「濃厚接触者」には、「濃厚接触者として認定されていないが、保健所指導でPCR検査を受け、自宅待機を要請された者」は含まないと解してよいでしょうか?

 ▼A=含みません。

 ▽Q=「濃厚接触者」の定義について、教えて下さい。

 ▼A=「濃厚接触者」は保健所が判断しますが、保健所等から「濃厚接触者」の情報が得られない場合について、以下に該当した場合は「対象」として差し支えありません。

 ・「濃厚接触者」である利用者に、保健所から連絡が入る。
 ・「濃厚接触者」である利用者が、保健所から自身が「濃厚接触者」であることの連絡があったことについて、事業所に報告した場合。
 ・事業所が、それを認識した上でサービスを提供した場合。
 ※上記について、職員の装備や勤務記録、サービス提供記録、その他の書類を踏まえて「確からしい」と判断がつけば可。

 ▽Q=慰労金の支給基準について「20万円支給」対象職員は、「感染者・濃厚接触者発生日以降」とありますが「発生日」とは次のうち、どの日を指していますか?

 ・感染者=発症日、陽性確定日
 ・濃厚接触者=感染者と接触した日、事業所が認識した日、保健所が当該人物を把握した日

 ▼A=実施要綱に記載のとおり、患者については症状が出た日、濃厚接触者については感染者と接触した日となります。

 ■「対象期間」の考え方について

 ▽Q=支給対象者は「勤務した日が、延べ10日間以上あること」が要件の一つとなっていますが、日をまたぐ夜勤勤務は「2日間」とカウントするということでよいでしょうか? 例えば、4月10日17時から4月11日9時までの夜勤で、延べ2日間に渡る場合。

 ▼A=慰労金支給に係る「勤務日」のカウントは、夜勤により日をまたぎ、当該施設の一日の所定労働時間を超える場合は「2日」と算定して差し支えありません。同一日に複数回シフトに入る場合は、同一日であるため「1日」とカウントします。

 ▽Q=慰労金支給対象職員の始期は「都道府県等における発症1例目等」の明示がされていますが、「終期」が明示されていません。「終期」は6月30日なのか、年度内なのか、御教示ください。

 ▽例えば、6月30日までに10日以上の勤務実績がある職員が働く施設で、10月に感染者が発生した場合、当該職員は「20万円支給」の対象となるのでしょうか? 仮にそうだとすると、最初に「5万円」を支払い、その後「15万円」を追加で払うのでしょうか?

 ▼A=「終期」は6月30日となり、その時点の状況で「対象者」と「支給額」が決定となります。

 ■「支給額」について

 ▽Q=訪問系サービス以外の介護事業所・施設等で「新型コロナウイルス感染症患者または濃厚接触者が発生した日」とありますが、「患者または濃厚接触者」とは「利用者」に限るのでしょうか?

 ▽事業所・施設等の「職員」が感染し、「利用者」に誰も感染者・濃厚接触者がいない場合は「20万円」の対象となるのでしょうか?

 ▼A=「利用者」に、誰も感染者・濃厚接触者がいない場合は「5万円」となります。

 ▽Q=「利用者との接触を伴い」かつ「継続して提供することが必要な業務」に合致する状況下に係る判断は、法人(事業所)においてなされるのでしょうか? 同一施設で「5万円対象者」と「対象にならない」職員が発生することを、懸念しています。

 ▼A=最終的な判断は都道府県となりますが、一義的には事業所・施設において判断がされます。なお、要件に該当した者を、排除することは認められません。

 ▽Q=支援額について、利用者に新型コロナウイルス感染症が発症または濃厚接触者である利用者に対応した職員は一人「20万円」とされていますが、通所と入所で、次のようなケースではどうなるのでしょうか?

 ▽通所リハで、利用者の家族が新型コロナウイルス感染症であり、利用者が濃厚接触者であった場合、その事業所の職員は一人「20万円」の対象となるのでしょうか? また入所の利用者も、入院後に陽性反応が出た場合は「20万円」の対象となるのでしょうか?

 ▼A=通所リハのケースは、当該利用者が、濃厚接触者である期間にサービスを利用した場合は、その利用日以降に勤務した職員は「20万円」の対象となります。

 ▼入所のケースは、感染者は症状が出た日を基準とするため、入所中に症状が出ていれば、入院後に陽性となった場合でも「20万円」の対象となります。

◇─[後記]───────────

 今回の「慰労金」で、「6月30日が終期」と定めたことについて厚労省は、「基準日を設定しない場合、年度末まで金額が固まらないこと、および慰労金の早期執行の観点から、医療分も含め、一定の期限を設定したことについてご理解ください」と述べています。

 東京都内では「感染者が2日連続で200人超え」となっています。これが「第2波の始まり」でないことを心から祈念しますが、残念ながら今後も感染者と濃厚接触者が増加した場合は、介護事業所にも再び大きな影響が及ぶことが「想定」されます。

 厚労省にはぜひ、今後の推移を見守りながらも「介護現場で苦闘を重ねる職員の想い」に寄り添った施策を、今後も継続して実行してもらいたいと思います。

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(C)2020 日本介護新聞

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*****令和2年7月9日(木)第300号*****

◆◇◆◆◆─────────────
介護施設への豪雨被害、5県17市町村で78施設が被災中
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 先週金曜(7月3日)から、九州地方を中心に続いている豪雨被害が、被災地の介護施設に拡大している。厚生労働省の発表=表=によると、7月9日午前11時時点で、九州4県(福岡・長崎・熊本・大分)と岐阜の計5県17市町村で、計78施設が被災している。

7月9日午前11時被災状況 78施設の被災状況は、浸水等=72、停電=10、断水=11。この17市町村では、浸水等の被害は依然として続いているが、停電は最大で20施設、同様に断水も最大で14施設あったが、関係者の懸命な作業により、停電で10施設・断水で3施設が復旧した。

 7月9日午前11時時点の、被災した17市町村のそれぞれの施設数と、被害状況は次の通り。なお長野県では1市(長野市)で、停電が最大で2施設あったが、現在は復旧済み。

 ■福岡県=5市・40施設(浸水等38・停電3・断水1)
 ▽大牟田市=25施設(浸水等24・停電2・断水1)
 ▽八女市=3施設(浸水等2・停電1・断水0)
 ▽みやま市=9施設(浸水等9・停電0・断水0)
 ▽朝倉市=1施設(浸水等1・停電0・断水0)
 ▽久留米市=2施設(浸水等2・停電0・断水0)

 ■長崎県=1市・4施設(浸水等4・停電0・断水0)
 ▽大村市=4施設(浸水等4・停電0・断水0)

 ■熊本県=8市町村・30施設(浸水等28・停電5・断水9)
 ▽八代市=7施設(浸水等6・停電3・断水0)
 ▽人吉市=7施設(浸水等7・停電0・断水2)
 ▽芦北町=7施設(浸水等6・停電0・断水4)
 ▽錦町=2施設(浸水等2・停電0・断水0)
 ▽相良村=2施設(浸水等2・停電0・断水1)
 ▽球磨村=3施設(浸水等3・停電2・断水2)
 ▽荒尾市=1施設(浸水等1・停電0・断水0)
 ▽南関町=1施設(浸水等1・停電0・断水0)

 ■大分県=2市町・3施設(浸水等1・停電2・断水1)
 ▽日田市=1施設(浸水等1・停電0・断水0)
 ▽九重町=2施設(浸水等0・停電2・断水1)

 ■岐阜県=1市・1施設(浸水等1・停電0・断水0)
 ▽下呂市=1施設(浸水等1・停電0・断水0)

◇─[後記]───────────

 この中で、熊本県の被害状況が気になります。一昨日(7月7日)午後1時時点で被災した介護施設は「30施設」で、それからほぼ1日が経過した昨日(7月8日)正午時点でも、被災した施設数は「30施設」。さらに本日(7月9日)も同様に「30施設」です。

 この中のいくつかは復旧し、また新たに被災が判明する施設もあるなど「30施設」は全て同じではありませんが、それでも全体として「一度被災すると、復旧するのが難しい」ことが読み取れると思います。

 豪雨は今後、東日本へ「移動」することが予測されています。大雨が予想される地域の介護事業者の皆さんには「まず、被災しないこと」の準備に注力して頂きたいと思います。

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*****令和2年7月8日(水)第299号*****

◆◇◆◆◆─────────────
九州豪雨被害・福岡県大牟田市、介護施設で「浸水24・停電4・断水1」
─────────────◆◇◇◆◆

 九州各地を襲っている豪雨被害で、福岡県大牟田市では介護施設で26施設が浸水等の被害を受けている。厚生労働省の発表によれば、7月8日正午時点で、大牟田市内で被害を受けた26施設の被災状況は「浸水24・停電4・断水1」となっている=表・厚労省作成

大牟田市豪雨災害 浸水した24施設の種別は、特別養護老人ホーム=3、認知症高齢者グループホーム=5、介護老人保健施設=3、介護医療院=2、小規模多機能型居宅介護事業所=7、有料老人ホーム=3、サービス付き高齢者向け住宅=1で、人的被害は報告されていない。

 また、特別養護老人ホーム等4施設で停電があり、有料老人ホーム1施設で断水がある。同様に大分県日田市の生活支援ハウスで1ヵ所、土砂による浸水被害があり、こちらも人的被害は報告されていない。

 熊本県では、昨日(7月7日)午後1時時点で被災した介護施設は30施設で、内訳は「浸水等25・停電11・断水12」だったが、ほぼ1日が経過した本日(7月8日)正午時点では、被災した施設数は30施設で同じだった。

 その内訳は「浸水等28・停電5・断水9」で、浸水等の施設が増加し、停電・断水は減少した。浸水等の施設が増加した主な理由は、昨日時点で被災が報告されていた県内2市2町2村に加え、新たに荒尾市と南関町でそれぞれ1施設の被災が報告されたため。

◇─[後記]───────────

 大雨による被害は、九州から岐阜・長野へと、日本列島を北上しているようです。テレビニュース等の報道を見ていると、被災した方々はみな一様に「想定外だった。こんな大雨が降ったのは初めてだ」と述べています。

 高齢者が居住する介護施設では、そもそも移動による避難は困難です。また「想定外」を想定することも難題ですが、それでも今後大雨の襲来が予想される地域の介護施設では「可能な限り、早めに対策を講じ、避難する」ことを検討して頂きたいと思います。

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*****令和2年7月7日(火)第298号*****

◆◇◆◆◆─────────────
熊本県豪雨被害・介護施設「浸水等25・停電11・断水12」
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 豪雨被害が続いている熊本県で、介護関係では延べ30施設が浸水・停電・断水の被害を受けている。7月7日午後1時時点の県内の被害状況を、厚生労働省が発表している。これによると、被災している30施設の内訳は「浸水等25・停電11・断水12」となっている。

7月豪雨救援活動に当たる自衛隊 30施設を地域別にみると、熊本県八代市=7、人吉市=9、芦北町=7、錦町=2、相良村=2、球磨村=3で、このうち最も大きな被害を受けた熊本県球磨村の特別養護老人ホーム「千寿園」では浸水被害により14人が死亡、残り51名全員を救助して病院に搬送した=画像は、被災地で救援活動に当たる自衛隊。首相官邸HPより

 浸水等の被害を受けた25施設の種別は、特別養護老人ホーム=2、養護老人ホーム=1、短期入所施設=1、グループホーム=7、介護老人保健施設=2、介護医療院=2、小規模多機能型居宅介護事業所=4、有料老人ホーム=6となっている。

 浸水等の被害があった施設では「千寿園」以外は、人的被害は確認されていない。また停電と断水は、被災している施設の種別は公表されていないが「特別養護老人ホーム等」とだけ発表されている。

◇─[後記]───────────

 「浸水等」も大きな被害ですが「停電・断水」はさらに深刻です。施設内に止まっている高齢者が、病状が急速に悪化することを防ぐためにも、一刻も早い「復旧」を願うばかりです。

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*****令和2年7月6日(月)第297号*****

◆◇◆◆◆─────────────
政府・九州豪雨対策「避難所では『3つの密』に注意して対応している」
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菅長官7月6日午後会見 現在、九州地方を襲っている大雨について、熊本県をはじめ各県に大雨特別警報が出されているが、住民が避難している避難所で「3つの密」に注意した対応を取っていることを強調した。政府の菅義偉内閣官房長官が、7月6日午後の定例記者会見=画像・首相官邸HPより=で述べた。

 また、大雨の区域が時間の経過とともに拡大しているが、これについても「それを予測して、大雨に備える体制をすでに準備している」などと、記者からの質問に回答した。7月6日午後の記者会見で、大雨に関連した質疑応答の内容は、次の通り。

 ▽記者=九州地方を襲っている大雨について(避難所は)避難者が密集するような事態にはなっていないのか? 国として、コロナ対応を含めてどのような支援を行っているのか?

 ▼長官=コロナ対策では、避難所での「3つの密」に十分に注意した対応をしている。避難所の状況は、例えば熊本県では、避難者の健康管理・衛生管理・避難スペースの充分な確保・発熱者のための専用スペースなどの取り組みが行われている、と報告を受けている。

 ▼また、すでに非接触型体温計・布製パーテーションをプッシュ型支援として順次、被災地へ発送しており、今後も必要に応じて物資・資材を供給するなど、関係自治体と連携して避難所の感染防止対策に取り組んでいきたい。

 ▽記者=(記者会見が行われている最中に)長崎・佐賀・福岡にも大雨特別警報が出されたが、現在の政府の体制をさらに拡充する予定はあるのか?

 ▼長官=大雨特別警報が出されたことは(現在会見中なので)承知をしていない。いずれにせよ、そうした特別警報が(熊本県以外の他の地域にも)出ることを予測して政府としては、この大雨に備える体制をすでに準備している。

◇─[後記]───────────

 熊本県では、氾濫した球磨川流域にある特別養護老人ホーム「千寿園」で死者が確認されるなど、甚大な被害が出ています。大雨がすでに襲っている・または襲来が予想される地域では「避難所への早期の避難」が呼び掛けられています。

 懸念されるのは「避難所での新型コロナ対策」です。緊急事態なので「十分な対応」は難しいのが現実なのかも知れませんが、新型コロナの影響が最も懸念されるのは高齢者です。避難所では「特に高齢者に留意したコロナ対策」を講じてもらいたいと、切に願います。

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