日本介護新聞ビジネス版バックナンバー

 「日本介護新聞」は、平成28年12月1日に「まぐまぐ」より配信を開始し、専門的なニュースも一般の方向けに可能な限りわかりやすく解説して参りました。一方で読者の中には介護事業者も多数おられるため、平成31年4月8日より「ビジネス版」を創刊することにいたしました。ここではバックナンバーを掲載しておりますので、ぜひご覧下さい。もしよろしければ、下記のサイト(=「まぐまぐ」日本介護新聞ビジネス版)から、購読のご登録を頂ければ幸いです。どうかよろしくお願いいたします。https://www.mag2.com/m/0001687235.html

*「最適な介護」を実現するための情報紙*
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*****令和3年7月21日(水)第549号*****

◆◇◆◆◆─────────────
東京都「インド型」割合、30%からわずか4日で40%に急上昇、陽性者も317人と最高
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 東京都内の新型コロナ変異株「インド型」の感染者の割合が、先週から急上昇している。東京都が発表した、7月20日午後4時45分時点の「インド型」スクリーニング検査の陽性率は40・1%で、7月16日に33・4%を記録してからわずか4日で40%台に入った。

東京都「インド型」40%突破 7月20日のスクリーニング検査は、検査実施数791に対し陽性例は317で、陽性率は40・1%だった=表・東京都HPより。黄色のラインマーカーは、弊紙による加工。この日の陽性者数317は、4日前(7月16日)の303を上回り、東京都が公表した検査結果では、過去最高を記録した。

 【都内の「インド型」の割合は今月初旬の20%台から、現在はほぼ倍増の40%に】

 都内の「インド型」の陽性者数は7月9日の発表が167人で、それまで二けたに止まっていた陽性者数が三けたに急増した。新規感染者全体に占める割合も、6月最終週は10%台で推移していたが、7月第1週(7月5日から9日まで)に入り20%前後に上昇した。

 さらに7月第2週(7月12日から16日まで)には20%台後半で推移し、その週末(7月16日)に30%を突破した。ここまでの陽性率は、ほぼ1週間ごとに10%程度上昇していたが、40%台に到達するまではわずか4日と、直近では急上昇する傾向を示している。

 7月9日以降の、都内の「インド型」の割合と陽性者数は次の通りで、割合は各日の16時45分時点の発表数値を元に計算した。

 ▽7月9日(金)=21・9%=陽性者167、検査数764
 ▽7月12日(月)=29・2%=陽性者87、検査数298
 ▽7月13日(火)=28・6%=陽性者178、検査数622
 ▽7月14日(水)=26・7%=陽性者138、検査数517
 ▽7月15日(木)=29・9%=陽性者177、検査数591
 ▼7月16日(金)=33・4%=陽性者303、検査数908
 ▼7月19日(月)=34・5%=陽性者143、検査数415
 ▼7月20日(火)=40・1%=陽性者317、検査数791

◇─[後記]───────────

 7月20日の陽性者317人を年代別にみると、20代=92人、30代=70人、40代=60人と、この3つの年代の合計222人が「インド型」陽性者全体の70%を占めています。60代から90代までは合計26人で、全体の8%となっています。

 高齢者の割合が低いのはワクチン接種が進んでいる影響もあるのでしょうが先週からの、この急激な「インド型」の割合の上昇には東京都内に限らず、全国の全ての介護従事者が留意する必要があると思われます。

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(C)2021 日本介護新聞

*「最適な介護」を実現するための情報紙*
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*****令和3年7月20日(火)第548号*****

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コロナ下での介護施設の面会・厚労省が現行基準で実施可能な「ガイドライン」を示す
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 新型コロナの感染拡大の影響により、介護施設での入居者と家族との面会等は制限されているが、高齢者向けのワクチン接種が進んでいることもあり、介護業界関係者から「面会制限の解除」を求める声が高まっている。

 現状では厚労省は「ワクチン接種した方の面会制限解除については、政府の新型コロナ感染症対策本部による『感染症対策の基本的対処方針』の改正がなければ、厚労省としても方針を示すことが困難な状況」との姿勢を崩していない。

 しかし、各種の研究機関で「面会制限の継続による認知症の進行や、入所者のADLの状態の悪化がみられる」等の指摘が出されており、介護業界関係者から厚労省に対して「面会に関する新たな基準を示すべき」との要望が出されている。

 これらの動きを受けて、厚労省は7月19日、都道府県等に対して「高齢者施設等における、面会に係る事例集および留意事項等の再周知について」と題した連絡文書を発出し、管轄する高齢施設等への周知を依頼した。

対面での面会実施事例 内容は「現行の基準の中で、どこまで面会が可能であるかをわかりやすく示したもの」で、実質的に「現状でも、ココまでなら実施可能」という「ガイドライン」を提示した形となっている=表・厚労省HPより。黄色のラインマーカーは、弊紙による加工

 内容は「対面での面会を実施する事例」「ガラス越しでの面会を取り入れた事例」「オンラインでの面会を取り入れた事例」の3パターンについて、それぞれの「好事例」を2~3ケースずつ示している。

 この「ガイドライン」中の、「対面での面会を実施する事例」で示した3ケースの概要は、次の通り。

 ■1.換気可能な相談室等で実施する場合

 ▽条件=予約制で1組3名まで(面会希望者が付き添いが必要な方等の場合は3名以上も可)で、面会時間 は15分。

 ▽実施方法=換気可能な相談室等で実施するが、看取りの場合は居室でも可能。窓・ドア等は開けて実施する。正面で向かい合うことは避け、1メートル以上の距離を保つ。面会者に飲み物を提供する場合は、面会前に玄関ロビー等で対応する。

 ▽施設側に求められる「工夫」等=家族に、事前に手紙等で注意事項を送付する。居住空間での見学要望に対しては職員が同行し、マスク着用で20分以内。窓は開放し、ドアの開閉やスイッチ等は職員が対応する。ただし、居室への入室は不可。

 ■2.専用スペース(ロビーまたは多目的室)で実施する場合

 ▽条件=予約制で、面会時間は30分以内。1組3人以内とする。

 ▽施設側に求められる「工夫」等=面会後は、消毒を徹底する。家族との外出も可能だが、スタンダードプリコーション(標準予防策)を徹底すること。

 ■3.デイルーム等で、入居者と面会者との間に「透明シート」を設置して実施する場合

 ▽条件=予約制で、面会時間は1回当たり15分。実施前に家族に対して、施設側が用意した「チェックリスト」に必要事項を記載してもらう。

 ▽施設側に求められる「工夫」等=施設の入居者が少ない場合は、1日当たりの面会者人数等の制限は設けないケースもあり得る。ただし事前に家族に対して、施設長名でルールや注意事項を「お知らせ」すること。

◇─[後記]───────────

 この「ガイドライン」をみると、結果的には現行の基準内でも「面会時間は15分から30分で、可能な限り少人数とし、換気等に十分に注意」すれば「施設内の面会は可能」と読み取れます。

 しかし現実には「第5波」が始まっている現状では、各施設で「面会許可」を出すのは極めて難しい判断になると思われます。やはり「ワクチンを2回接種した後であれば、面会可能」とするのが、施設側にとって最もわかりやすい「基準」になると思われます。

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*****令和3年7月19日(月)第547号*****

◆◇◆◆◆─────────────
東京都内の「インド型」感染者が300人超え・割合も30%突破、先週末に急増
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 東京都内の新型コロナの、1日当たりの新規感染者数が1千人を超える日が続いているがその中で、従来株よりも感染力が強いとされている変異株「インド型」の感染者数が300人を超え、新規感染者に占める割合も30%を超えた。

都内「インド型」300人超え 東京都の発表によると、先週金曜(7月16日)午後4時45分時点の新型コロナの新規感染者数は1,271人で、このうち908人に「インド型」のスクリーニング検査を実施したところ陽性者は303人で、割合は33・4%だった=表・東京都HPより。黄色のラインマーカーは、弊紙による加工

 都内の「インド型」の陽性者数は7月9日の発表が167人で、それまで二けたに止まっていた陽性者数が三けたに急増した。新規感染者全体に占める割合も、6月最終週は10%台で推移していたが、7月第1週(7月5日から9日まで)に入り20%前後に上昇した。

 さらに7月第2週(7月12日から16日まで)には20%台後半で推移し、その週末(7月16日)に30%を突破した。7月9日以降の、「インド型」の割合と陽性者数は次の通りで、割合は各日の16時45分時点の発表数値を元に計算した。

 ▽7月9日(金)=21・9%=陽性者167、検査数764
 ▽7月12日(月)=29・2%=陽性者87、検査数298
 ▽7月13日(火)=28・6%=陽性者178、検査数622
 ▽7月14日(水)=26・7%=陽性者138、検査数517
 ▽7月15日(木)=29・9%=陽性者177、検査数591
 ▼7月16日(金)=33・4%=陽性者303、検査数908

◇─[後記]───────────

 ザックリとした感覚で言えば、「インド型」の感染者の割合は、毎週10%ずつ上昇している感があります。この傾向が続けば、今週末には40%を軽く突破しそうな勢いがあります。これに比例して、新規感染者数も増加傾向が続くと思われます。

 今週の金曜(7月23日)は東京オリンピックの開会式です。厚労省専門家会議の委員の「開会式時点で『インド型』は、61・5%を占める」との予測(弊紙7月15日号に掲載)が、かなり現実味を帯びてきそうです。

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*****令和3年7月16日(金)第546号*****

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介護福祉士の平均年収292万円・資格手当があるのは全体の6割で、平均月額9千円
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 介護福祉士等の国家試験の運営を担う、社会福祉振興・試験センターは昨年、介護福祉士・社会福祉士・精神保健福祉士の「就労状況調査」を行い、その結果の速報版を7月9日に公表した。

介護福祉士の令和元年度の年収 これによると、介護福祉士に令和元年度の収入状況を聞いたところ「年収額」を回答した人の平均は「292万円」だった。男女別では、男性の平均は「373万円」、女性の平均は「269万円」だった=表・同センターHPより。緑色と青色と紫色のラインマーカーは、弊紙による加工

 また年代別の平均年収をみると、男性では40代の「405万円」が最高で、女性は20代・50代の「288万円」が最高だった。また、介護福祉士としての資格手当が「ある」と回答した人は全体の62・9%で、平均月額は「9,055円」だった。

 【介護福祉士の登録者は175万人で、今回の調査に回答した介護福祉士は58万人】

 同センターによると、昨年(令和2年)8月末時点で介護福祉士の登記簿に登録された有資格者は175万3,123人で、このうち今回の調査の対象となったのは137万7,091人。さらに調査に回答した人は58万2,319人で、回答率は42・3%だった。

 介護福祉士の、男女の年代別の平均年収は次の通り。なお▼印は、男女別で最も高い平均年収の年代。

 ■男性平均=373万円
 ▽男性10代=274万円
 ▽男性20代=307万円
 ▽男性30代=366万円
 ▼男性40代=405万円
 ▽男性50代=395万円
 ▽男性60代以上=297万円

 ■女性平均=269万円
 ▽女性10代=232万円
 ▼女性20代=288万円
 ▽女性30代=277万円
 ▽女性40代=282万円
 ▼女性50代=288万円
 ▽女性60代以上=221万円

◇─[後記]───────────

 この調査によると、社会福祉士の平均年収は「403万円」で、精神保健福祉士の平均年収は「404万円」です。同じ国家資格でありながら、他の2職種とは100万円以上の開きがあります。

 以前に厚労省の有識者会議で、ある委員が「私も介護福祉士の資格を取得してから数十年が経過したが、そろそろ他の国家資格と同等になって欲しいと強く願っている」と発言した内容が、今でも弊紙発行人の記憶に強く焼き付いています。

 厚労省には、まずは最低限、同じ福祉系の国家資格である他の2職種と「同等」となるような施策を、なんとしても早期に実行してもらいたいと思います。

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東京都「インド型」の割合・厚労省専門家「7月17日で50%超、五輪開会式で61.5%」
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 東京都は、昨日(7月14日)の新型コロナの新規感染者が1,149人になり、5月13日(1,010人)以来の「1千人超」となったが、その感染拡大のスピードは今年の春に起きた「第4波」を大きく上回っており、その要因は変異株「インド型」の拡大とみられている。

 その新型コロナの、都内における今後の感染拡大状況について専門家は「7月17日に『インド型』が半数を超え、オリンピック開会式(7月23日)時点で『インド型』は61・5%を占める」と予測した。

西浦教授・東京のインド型陽性率予想 7月14日に開催された、厚生労働省の新型コロナ感染症対策アドバイザリーボード(厚労省専門家会議)で、京都大学大学院の西浦博教授が資料として公表した=画像・厚労省HPより。黄色のラインマーカーは、弊紙による加工。さらに西浦教授は、その後の都内の「インド型」は「8月17日には、90%を超える」と指摘している。

 【東京都が発表した7月14日の「インド型」の陽性率は、26・7%】

 一方、東京都が発表した、7月14日16時45分時点の「インド型」のスクリーニング検査では、検査数517に対し陽性例は138で、陽性率は26・7%だった。この7月14日の、都内の新規感染者数は1,149人で、検査数は517なので、検査率は45・0%となる。

 つまり、新規感染者の半数弱を対象に「インド型」のスクリーニング検査を実施したことになるため、実際の都内の「インド型」の感染者は、さらに多いとみられる。

◇─[後記]───────────

 西浦教授が「50%を超える」と指摘している7月17日は明後日で、さらに東京五輪の開会式は来週・8日後です。これまで「インド型」の感染拡大状況は、厚労省や東京都の専門家の「予測」を、さらに上回るスピードで進行しています。

 できれば、この「予測」通りにならないことを祈りたい気持ちです。唯一の救いは、専門家の分析ではいずれも「ワクチンの接種効果で、高齢者層の感染者数や重症化率は抑えられている」と分析している点です。

 しかし現実を直視すれば、この西浦教授の「予測」をさらに上回る速度で「インド型」の感染は拡大するとの覚悟を持って、都内の介護事業所は感染防止対策に取り組む必要があります。

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